メンバー:KK
コース:大湯~
名峰越後駒ケ岳
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どこから見てもカッコイイ |
越後駒ケ岳に繋がる小倉尾根。駒の湯口登山道から尾根の取付きには、吊橋がかかっている。数年前この橋が落ちてしまい、昨年新しくなった。以前の橋は、片側に板があったが、新しい橋は横木があるだけで、そしてスパンも広い。なるべく雪が積もらないための配慮なのだろうか。この冬、金沢の先生Pが闇夜の中スキーで渡っていたが、白山のそれと比べれば難易度は下がるが、自分としてはかなりの難易度に感じられた。おおよそ20歩位だろうが、とても長く感じられる代物である。
用事を済ませ、遅めの大湯出発となった。今年はスノーシェッドのデブリもない。淡々と国道を進み、駒の湯の分岐を過ぎる。そこは雪崩の巣で、大量のデブリが出ている場所だが、今年はやっぱりない。そして吊橋。今日は偵察なので、じっくり眺めるだけにした。そのまま前進し、本日の目標「銀の道」に取りつく。ジグザグの夏道が、雪の付き具合でよく分かる。
始めこそ小雪のため歩きづらかったが、徐々に大きなブナ林に道が続いて来れば、登りやすくなる。銀の道は峠道であり、無理なく標高を稼いでいく。途中尾根に追い上げられる。そして、深い谷の向こうには、未丈ヶ岳、毛猛山塊などがよく見えた。標高が上がらないということは、明神峠まで時間がかかるということで、地図を見ても一向に距離が縮まない。
日に照らされた雪は、水気を含み重たくなっている。しかし、日陰の雪は軽いままだ。その繰り返しにシールを走らせれば、当然のように下駄になる。摺り足にできず、足を持ち上げること夥しい。疲れる。目標は遠い。ああ、あえなく敗退である。下りは早い。殆ど横滑りだが、スキーの機動力はさすがだ。あっという間にとりつきに着く。
帰路、橋を渡って駒の湯に寄ってみた。ぐるっと回って帰ろうとしたら、偶然点検為に登ってきた駒の湯の主人と会う。しばし世間話をした後、大湯に向かって最後の力を振り絞る。
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スタートから駒が見える |
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スノーシェッド 出口のデブリはなかった |
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国道から分かれて |
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郡界尾根が見えてくる |
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駒の湯分岐 |
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噂の吊橋 |
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銀の道取付き |
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郡界尾根 全て私有地だそうだ |
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所々いい感じのブナ林 |
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トラバース |
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国道352 スゲ~ |
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下駄スキー 敗北 |
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春の陽気 |
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駒の湯 |
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