メンバー:MU(単独)
コースタイム:8月13日 5:50 自宅発 10:05 中津川林道経由で毛木平着
13:40 千曲川源流 14;45 甲武信ヶ岳山頂
15:10 甲武信小屋
8月14日 7:00 甲武信岳山頂 7:45 三宝山
10:40 十文字小屋
12:30 毛木平 17:30 自宅着
「テントで寝たい」
「キャンプしながらビールが飲みたい」
他のメンバーとは休みが合わず、一人でその願いを叶えることにする。
テントを背負って歩けて涼しい所・・・と探し、短時間で2400m超へ登れる甲武信ヶ岳に決める。
中津川林道のダートを走るころから、もうワクワク。楽しくて仕方なかった。
だが、歩き始めてみるとやっぱりザックが重くのしかかり、蝸牛のようなスピード。
でも行程は短いし一人だし、夕立がくる前にテントが張り終えられればいいや、というくらいののんびりした気分で歩く。
今回、トラブルによりマクロレンズ付きカメラしかなくて、風景はほとんどありません。
私のちょっとした裏趣味である苔の写真ばかりです・・・。
千曲川源流コースは、苔が多い。
沢沿いの登山道であり涼しいし、険しい所もない。身重(あくまでもザックが)の私にとっては大変快適。
千曲川源流で出逢った水達が十日町に辿り着くのはいつかな、なんて想像しながら歩く。
テントを張ってビールを1本飲み終えた頃、一時的に雷雨。
でもすぐに止んだ。
外気温は12℃でテントの中も寒いくらいだった。
翌日の朝の空。
テントサイトも、苔の森。
朝日が射しこんで苔たちをオレンジ色に輝かせた瞬間は感動だった。
甲武信小屋の徳さんも、従業員のK爪さんもとても気さくで親切。
持参したコンロの具合が悪く、相談したら翌朝までK爪さんのを貸してくれた。おかげで温かい夕飯が食べられました。ほんとうにありがとうございました!
山頂から十文字小屋へ向かう道中は、さらにさらに色濃い苔。
軽量化で三脚と交換レンズを持たなかったことが悔やまれる。
この時期の甲武信は穴場だとのこと。確かに、お盆休み中にも関わらず、甲武信小屋宿泊者は十数人、テントサイトにも十張り程度。
行き会う登山者も1日目に15人くらいだった。
シャクナゲと紅葉の時期はとても混み合うようだが、私はこんなふかふかな最盛期の苔に包まれながら歩けたことで大満足だ。日頃のイライラと小さな怒りがゆっくりと融解して体から抜けだしていくような感覚だった。
2011/08/17
2011/08/16
2011.7.17 ヒツゴー沢
メンバー:KKさん TU MU
一ヶ月半ぶりのKKさんとの再会に胸を踊らせつつ、みなかみ道の駅へ向かう。
お互いの近況を手短に交わし、いざ出発。
入渓点である二俣までは、ヤマビルに怯え続ける。
早速T君のズボンの裾に細く蠕くものが・・・。やっぱりいるんだ・・・。
さて入渓点、靴を替え靴下を脱ぎ・・・・・
もう、泣きそうでした。吸い付かれなかったものの、あちこちから出てくる。
遡行開始からはなんと快適なこと!(と思ったのはごく最初だけ)
猛暑日続きの関東地方で体にこもった熱を冷まそうと、しなくていいところでも敢えてシャワーを浴びるT君。
この淵でM、足を痛める。
しばし沢水で冷やし、先へ行くことに決める。
その後は10~20m滝がこれでもかというくらい次々と現れる。
どの滝も素晴らしく、変化があって面白い。
というのは見ているだけの場合の感想で、いざ登るとなるとどうしてもホールドが見つからない、十分なスタンスがあるのに恐くて踏み出せない、巻くにしても草付きの急斜面、腕が限界・・・などなど
苦労が絶えない(私Mにとっては)。
一ヶ月半ぶりのKKさんとの再会に胸を踊らせつつ、みなかみ道の駅へ向かう。
お互いの近況を手短に交わし、いざ出発。
入渓点である二俣までは、ヤマビルに怯え続ける。
早速T君のズボンの裾に細く蠕くものが・・・。やっぱりいるんだ・・・。
さて入渓点、靴を替え靴下を脱ぎ・・・・・
もう、泣きそうでした。吸い付かれなかったものの、あちこちから出てくる。
遡行開始からはなんと快適なこと!(と思ったのはごく最初だけ)
猛暑日続きの関東地方で体にこもった熱を冷まそうと、しなくていいところでも敢えてシャワーを浴びるT君。
この淵でM、足を痛める。
しばし沢水で冷やし、先へ行くことに決める。
その後は10~20m滝がこれでもかというくらい次々と現れる。
どの滝も素晴らしく、変化があって面白い。
というのは見ているだけの場合の感想で、いざ登るとなるとどうしてもホールドが見つからない、十分なスタンスがあるのに恐くて踏み出せない、巻くにしても草付きの急斜面、腕が限界・・・などなど
苦労が絶えない(私Mにとっては)。
そんな時にはKKさん、優しくお助けヒモをくれる。
20年ほど(?)前に一度ヒツゴー沢を遡行したことのあるKKさん。
「あの頃は力があったからなあ、とにかく登ったねえ。」と振り返る。
でました、雪渓。
この先、もっと雪渓が不安定になり、危険と判断する。
静かに静かに、離れて歩く。
一寸先は・・・。
そして隣の沢へ。
急斜面をトラバースしてまた次の沢越えて。
天神尾根を目指して過酷な密藪漕ぎが始まった。
足も痛い、草の根にしがみつく腕もだんだん力尽きようとしている。
「M泣き沢」と無名沢に命名までしてもらった。
そして、数時間の後、先を行くKKさんから「人の声がしたぞ。」という嬉しい掛け声。
やっと・・・
やっと・・・
やっと出たー!!
本当に本当に、辛い山行でした。
それなのに、心は満たされます。
山では、体も五感もフルに使わなくてはならず、そういう行為が人間の本能を強く刺激して、きっとそれは大いなる快感であって、言ってみれば「中毒」に陥らせるんだろう、ふむふむ。と思ったりします。
そして、久しぶりなはずのKKさんとの再会にも関わらず、近くにいた時と全く変わらない山仲間の空気がとてもとても心地良かったのでありました。
下山後に自分の足を見て大変驚きました。
象のように腫れ、もう地面に着くことすら困難な状態。
今後も怪我には十分気をつけます。
2011.8.14-15 東黒沢~ナルミズ沢(左俣)
メンバー:IH MI TU
コースタイム:
8/14 6:20 駐車場発 ~ 6:55 白毛門沢出合 ~ 10:05 鞍部
10:40 ウツボギ沢 ~ 11:00 宝川本流 ~ 13:15 大石沢出合
14:30 幕営
8/15 6:35 出発 ~ 6:40 魚止めの滝 ~ 7:20 二俣(左俣へ)
9:05 稜線 ~ 9:45 JP ~ 10:30 朝日岳 ~ 12:30 笠ヶ岳
13:10 白毛門 ~ 16:05 駐車場
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