2023/08/21

2023.8.17-19 爺ケ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳縦走

 

布引山から朝を迎えた鹿島槍ヶ岳

メンバー:SH TH

コース :1日目 扇沢(柏原新道)~爺ケ岳~冷池山荘
     2日目 冷池山荘~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~五竜山荘
     3日目 五竜山荘~唐松岳~八方尾根 バスで扇沢登山口に戻る

台風が過ぎ去り、初日から天候は思ったより早く回復し計画通りの縦走登山ができた。このコースは25歳の時に会の夏山合宿でテント泊まりで歩いて以来だ。仲間との思い出はあるのだが、登山道に関しては種池山荘先から唐松岳までのことはまったく覚えていない。

今回のルートでちょっと不安なのは、鹿島槍ヶ岳から五竜岳までの地図にも危険個所がいくつかある険しい登山路のこと。天候に不安がなくなれば行くしかない。気を引き締めて慎重に集中して行こう、と自分に言い聞かせて向かった。3日目は楽々登山と思っていたら、意外に「牛首の鎖場」が長くてここも慎重に集中して越えた。

縦走登山を振り返れば、天気に恵まれて素晴らしい北アルプスの景色を見ながら縦走できた喜びと充実感、達成感の3日間だった。

おぉ!朝から晴れている!よかったぁ。蓮華岳、針ノ木岳。今年の針ノ木雪渓はとても小さくなっているようだ。

登りはじめからけっこうな汗をかいたが、しだいに涼しく感じるようになり種池山荘に9時20分に到着。天気予報通り少しずつガスが沸き上がってきていた。この後はやはり曇りのち雨になるのか?

爺ヶ岳山頂が見える。種池山荘周辺は咲き終わったコバイケイソウやチングルマが一面に広がっていた。

種池山荘と立山と剱岳方面。山頂はガスってこの日は見えず。

爺ケ岳山頂。まだ雨は降りそうにないが、鹿島槍ヶ岳も右側はガスに覆われていた。

縦走路には今が主役のトウヤクリンドウがずっと咲いていた。他にタカネマツムシソウ、オヤマソバ、ウメバチソウ、タムラソウ、ミヤマアキノキリンソウなど秋の花がたくさん見られた。

すっかりガスに覆われた登山道を歩き、冷池山荘に12時頃に到着。2時半ごろから4時間ほどは本降りの雨が降っていたがその後は止んだ。

2日目、オリオン座が大きく見え、大町方面は広く雲海になっていた。布引山の手前の登山道にライチョウ2羽がすぐ前を歩いていた。ライチョウは唐松岳手前と唐松岳の下りでも出会えた。

丁度、布引山でご来光。爺ケ岳から種池山荘方面を振り返る。立山剱岳方面から槍ヶ岳方面、遠くに八ヶ岳連峰や富士山など展望はよく、ずっと歩きながら見られる幸せを感じながらの登山となった。

行く手には鹿島槍ヶ岳が朝日に輝き、刻々と山肌の色が変わっていく。

立山や剱岳も朝日に染まる。鹿島槍ヶ岳の影がくっきりと。

振り返って布引山とその後ろに爺ケ岳。

6時、鹿島槍ヶ岳南峰。ここで景色を堪能したり山荘のお弁当を食べたりしてこれからの険しい縦走路に備えた。

南峰から北峰に向かうとこれまでの道とはまったく違い、岩稜の急な下りとなり吊尾根を慎重に進み北峰に立った。

さらにこの先の五竜岳に向けての縦走路。真下に赤い屋根のキレット小屋が見える。まずはあそこまで安全に下るべし。


下りの途中で降り返って仰ぎ見る鹿島槍ヶ岳北峰。あっという間に結構降りてきた。

カクネ里雪渓を見下ろす。高度感を感じる。

剱岳をアップ。やっぱり存在感が違います。

八峰キレットを通過中。個人的にはここより鎖や梯子のないちょっとハングした岩場の通過や足と手をどこに掛けて降りたらよいのか考える急な岩場の方がより慎重になった。

真下にいきなり大きく見えてきたキレット小屋。よくこんなところに建てたものだなぁ。でも、とてもありがたい小屋だ。

キレット小屋でひと休みしていたら急にポツポツと通り雨が…。小屋の玄関前で雨宿り。10分ほどですぐに雨は止んでくれて良かった。

だいぶ鹿島槍ヶ岳が遠くなってきた。

口ノ沢のコル

右のピークが北尾根の頭。五竜岳もだいぶ近くなってきた。

北尾根の頭に到着。見ればまだ五竜岳まで結構ありそう。この先にG5G4などの岩場や鎖場があるので、まだまだ気は抜けそうにない。

振り返って見る北尾根の頭は逆から見た山容がまったく違っていた。

いよいよ五竜岳山頂への最後の急登。この先にもまだ鎖場があった。

11時51分、五竜岳山頂に到着。すっかりガスに覆われて展望なし。
ひと休みして山荘への急降下する岩稜を注意して下山した。

夕食後に晴れてきて夕日も見ることができた。日暮れ前の五竜岳山頂とテント場。
外にいても寒くなく風も無くて穏やかな夕暮れだった。

3日目の朝、白岳からご来光を見た。朝も穏やかな晴天。

五竜岳が赤く染まって美しかった。何枚も写真を撮ってしまう。

こちらはこれから向かう唐松岳方面。緩やかな稜線歩きが楽しめそう。

「牛首の鎖場」途中から振り返って見る五竜岳。

牛首の鎖場の岩場は結構長く続いて慎重に歩いた。岩場と鎖場が終わると唐松岳頂上山荘と山頂が眼の前に見えてきた。

唐松岳山頂からの五竜岳や立山、剱岳の山並み

白馬岳方面の右側はなかなかガスが取れない。

山荘から下山を開始してすぐの小高い丘から唐松岳と不帰瞼

下山途中のお花畑にはまだ見ごろのタムラソウやカライトソウなどが咲いていた。

八方池が見えてきた。リフト2本とゴンドラに乗車して11時15分頃に麓に着いた。バス待ちの間に温泉入浴と食事をし、扇沢に戻った。





2023/08/13

2023.8.11 刈羽黒姫山

メンバー:KK YHさん

コース:磯之辺


毎月黒姫58ヶ月

初黒姫

811日今日は「山の日」、行かねばならない。今月はまだお参りをしていない刈羽黒姫山へ。しかし、この暑さはいつまで続くのか、いつになったら雨は降るのか。自然相手ではどうにもならない。

今日は職場のHさんとご一緒。暑くならないうちにと、早朝出発。道々世間話をしながら登る。日が上がるにつれ、ジワリと汗が背を伝う。鵜川神社。当然誰も居ない。山頂へ。会のIHさんが御来光を拝み、我々を待っていてくれた。1時間以上も待っていてくれたIHさんと別れ、私たちは休憩。

山を指さし、自分らの住むこの地のなんと山深いことかと感心する。ゆっくり休んで下山。これで58ヶ月となった。


今日も朝日が眩しい

足元は当然足袋

ブナ林は涼しい

鵜川神社

やりました

空気は澄んでいる

守門方面

IHさんとお別れ

YH宅のいなり寿司をいただく

静かに佇む

どうか雨を降らせてください

馴染みの店に寄る