2020/03/30

2020.3.29 頚城菱ヶ岳(偵察)

メンバー:KK
コース:キュウ―ピットバレー~

再開成るか
どうなるだろうか
寡雪にコロナ、レジャーの多様化とスキー場を取り巻く環境が悪化の一途をたどっている。バブル期に開設した新潟の幾多のスキー場も危機適的状況である。ここ安塚のスキー場も同様。取り巻く環境は特に厳しいのである。

昨夜からの降雪は、集落に重たい雪を積もらせ、朝から除雪であった。用事を済ませた午後、いつか行ってみようかと考えている菱ヶ岳へ偵察に出かけた。幾度かゲレンデに来ていたが、到着してみると何となく寂しげな雰囲気が辺りに漂っていた。

スキー場の脇を通り、国道に沿って車を走らせる。カーブをいくつか曲がった先で除雪終了。立派なゲートに進行を阻まれたが、はたして必要なのかどうか。ラッセルも大したことはないだろうと高をくくり、細板で来た。しかし、ブーツ上ラッセルの雪は、とても重く、トップも思うように上がらない。

忠実に道型を進む。意外と平坦な箇所も多く、林道滑走には向かないかも。途中ショートカットを含め、1時間弱のトレーニングを終えて帰路につく。滑らないトレースを腕運動によってゲートへ。

バブル華やかな頃建設された施設が、凡そ30年の時を経て今岐路に立っている。人気のない建物がもの悲しさを物語っていた。

立派過ぎるゲート
里の夕暮
かつての賑わいは
戻って来るか


2020.3.28 刈羽黒姫山(白倉)

メンバー:SH KK
コース:高柳白倉~

信仰の山
歴史に触れる山旅
この時期何かと忙しく、今日は午後の出発となった。それではと、ホームマウンテンを別ルートから登ることにした。はたしてこの林道は何のためなど、野暮なことは言わない。まだ工事が再開されていない白倉から向かうことにした。

朝からずっと雨で、テンションが上がらないSHだが、行ってみて駄目だったら戻ってこようということに。岡野町から細い道を鬼沢川沿いに旧白倉集落へ。どのような歴史があったか知りたい。道はどんどん険しくなり、途中から開設中の林道と交差する。ある程度のところで車をデポ。造林作業道を並んで歩く。

山腹のあちらこちらに、猪がその鋭い牙で掘ったのか、大小の穴がある。更に作業道の真ん中には、日本鹿のものと思われる凶器に近い角まで落ちていた。ちょっと前では考えられないこと。いつか獣たちに支配されてしまうだろう。

道は尾根に向かってグングンと延びる。植林のためとはいえ、先人たちの努力が窺える。尾根に達する4体のお地蔵様。水上コースとの分岐である。一旦下り、その後は右手の柏崎側の立派なブナ林を愛でながら登っていく。登山道が閉鎖中ということもあり、笹が足元に煩い。しかし、いいブナ林だ。新緑の頃訪れてみたい。

途中、途中に苔生す石仏が我々を迎えてくれ、この山が古くから里の人達の信仰を集めていたのだと感じさせられた。思わず手を合わせてしまう。窪になっている所に雪が出始める、やがて黒姫峠。清水谷との分岐である。そして、残雪が多く残る斜面を登りきれば鵜川神社だ。「一日も早くコロナが終息しますように」ただ祈るばかり。

下りは早く、あっという間にデポ地点へ。その後、かつての故郷の繁栄を思い、溜息が出っぱなしの水田跡地の風景に心を痛ませる。日本はどこに行くのだろう。

歩き始め道を間違える
良く見えないが、足元に鹿の角
癒やされつつ
う~ん、薬師如来か
風雪に耐えた木々
黒姫峠 人々の往来があったのだろう
肩が治りますように
残雪豊富
どうかコロナが…
下りは早い
霧が晴れ、斜面に広がるブナ林
いかにも越後の山って感じ
谷間に繋がっていただろう棚田
可愛らしかった道標




2020/03/24

2020.3.21 四ッ岳

5:10平湯キャンプ場 6:20大滝川右俣渡渉 10:10四ッ岳
10:30下山開始 11:40渡渉 12:20キャンプ場

四ッ岳。初めての山はやはり面白い。平湯からすぐに登り始められるというのも悪くない。厳しい西風の裏となる北東側の谷を詰め、山頂に出た途端に身体が浮きそうになる。
下りは直下の岩混じりの谷状、穂高方面を正面に望む開けたバーン、地形の起伏に富んだ樹林帯。新雪はまろやかで滑らかで素晴らしい。
気分の良い森の中で気分良くキジを撃っていると、上部に後続の姿。こちらに滑り降りてくるそのヘルメットにはアクションカメラ。こちらを見ながら脇を通過。まあ、山に事故はつきもの。

樹林帯を抜け振り返る

ダケカンバの斜面

2475mの岩?

岩混じりの谷を詰める

黒塗装の部分だけ雪が付く
塗料のせいか温められやすさのせいか?

焼岳が浮かぶ

乗鞍方面



心地よい樹林帯


渡渉箇所付近の氷

2020.3.21 浅草岳山スキー

メンバー:Sさん(穴沢)SH(M) SH(W)  HT YY HY IH
                 KK TM(みちぐさH)  TS(NCC) MK(NCC) RK(NCC)
                 KH(ゲスト)
コース:
レポート:KK

大人の遠足実施
ぞろぞろと
コロナ、コロナと連日こればっかりだ。もし自分が罹ってしまったら、それはそれで大変だが、今のところ濃厚接触も考えられない人口密度の低い我が地方、完全接触のない職場(山の中)では感染のリスクは低い。そして、登山はもっと危険が低いのではないか。山はいい!

浅草岳山スキーの声掛けをしたら、たくさんの参加者が参加を表明。とても賑やかな山行となった。登山は冬の浅草岳だけ、という地元のSさんのガイドで出発。事故で死んでしまった狸の尻当が妙に似合っている。楽しい山行の始まりである。

雪が少なく、沢の渡渉点が1箇所しかない。恐る恐るブリッジを渡る。杉林を抜け、いつもの尾根に上がると、山深い浅草岳山麓の景色が一気に広がる。後方には守門岳から黒姫方面の稜線が美しく連なっている。埋まりきらなかった雪面をゆっくりと登る。

嘉平与ボッチをトラバースする人、ピークを越える者。一旦下り前岳への最後の登りにかかる。徐々に風が強くなり、よろよろと体が振られていく。雪慣れしていない人には、辛い登りとなった。前岳山頂で浅草岳のピーク組と折り返し組
に分かれる。安全圏内までスキーを担ぐ。嘉平与ボッチを下り、傾斜の緩いところで休憩。

さあ、シールを剥がして滑りましょう。と、思う間もなくピーク組が追い付いてきた。一気に大人数の滑降タイムとなった。雪は滑りやすく、木々をぬって滑り落ちた。Sさんの優雅なテレマークが雪面を走る。雪はだんだんと腐り始めるが、そんなに苦にならず。難所のブリッジを渡り、林道を一直線。

TMさん、HYさんの滑りを見ていると、自分の未熟さが顕著になる。来季は、シーズン初めにスキー特訓をしてみようとTMさんにお願いする。誰か、俺の猫背スキーを何とかしてくれ!

そして山行の締め括りをすべくRAKU RAKUへ車を飛ばす。橋の手前で勢いよく右折。「準備中」!げ!それでは駄目もとでポニーへ。閉店10分前。何とか滑り込みセーフ。満足の山行に花を添える。

さあ皆さん出発しますよ、とY先生
後ろ姿がかっこいい(前もかっこいい)
和やか
ブリッジを渡る
守門をバックに今日も試練が続く
スノーシュー3人娘?
これから稜線歩きだ
まだ行けるか袴岳
美しい越後の山
思い思いに
造形美
鬼ヶ面
ここで一旦別れる
滑りは上々
イイですね
杉林滑降
安心 安全 林道