2017/02/27

2017.2.26 下権現堂山山スキー(平地尾根)

メンバー:TM KK
コース   :藪神発電所~平地山~山頂~戸隠神社

「こちら藪神発電所です。間もなく放水をしますので~」すぐそこから聞こえる里のアナウンス。魚沼住民の生活を身近に感じながらの、TMさん共々それは満足のいく山行だった。

天候の回復は思わしくなく、パッとしない空を仰ぎつつ発電所脇を出発。アップダウン、細い雪稜ありの今回だが、数年前から登ってみたいコースで、標高150mから900mを目指す長い尾根である。出だしは周りの景色も良く見えて幸先の良いスタート。雪面もグサグサです蹴り落ちるような心配がなく、誠に良い条件である。

第一目標の平地山にはすぐについた。この辺りから廻りは真っ白。先週の悪夢が甦る。尾根は雪がべったりついており、この状態では十分山頂まで行けそうである。426mpを過ぎるとしばらくゆったりとした尾根になり、稜線のすぐ下にはブナ林が広がって気持ちがいいところだ。614mpの手前はナイフリッジで、特に岩津沢側は切れ落ち、間違ってしまえば下まで転がり落ちてしまう。ここで事故は起こせない。

614mpを何とか越せば後は山頂まで一定の急傾斜を登るだけ。徐々に戸隠神社からの夏道に近づき、またしてもホワイトアウトの山頂に立つ。風も強く、夏道の名所「弥三郎清水」まで下る。清水はこんこんと湧き出ており、二人で手を合わせて安全とその他を祈る。大岩の下で昼食をとり、天気もガスのままなので出発することにした。

夏道沿いにスキーを滑らせると、想像以上の快適斜面。こんなになるのかあ、と感嘆の声。ブナのツリーランを楽しんだ後は、細い尾根に着いた雪の上を疾走。最後は直接戸隠神社に滑り込んだ。超湿雪越後パウダーに足を取られるも、TMさんの後を追って神社に到着。ここでも神様に手を合わせてお祈り。鳥居をくぐり、スノーモービルのトレースを辿って長松集落に無地到着。会心の越後里山山スキーだった。




里山を行く








真中が平地山
先はまだまだ長い







平地山を越えて下る







426pを目指して








614p手前
かなり切れきれ
緊張した






ようやく山頂下へ
いい雰囲気だ






弥三郎清水
こんこんと湧き出る清水






大岩を後にする










おお!激パウ?







名人落ちる







安心できる尾根









なんという里山スキー







神社はそこだ







無事到着
ありがとうございました







平地尾根全景







晴れていればこうなって見えます

2017/02/20

2017.2.18 神奈山

メンバー : TS、KS、TU

妙高山の展望を楽しみに神奈山へ向かうも、ブナ林を過ぎるとガスのため何も見えず。標高1470mで登高中断。

天候待ちを兼ねて今季の課題に勤しむ。過去の反省と多勢を活かしてどうにかそれらしいものが完成。これならイグルーと呼んで差し支えないだろう。天井に覆いかぶさっても崩れる気配なし。テント分が空いたザックのスペースに何を詰めようか、言わずもがな。雪山泊のいろいろな可能性が広がりそう。

下りは多少の新雪があるものの、その下は前日の雨と高温でざくざくぐさぐさのやや堅重雪。これはこれで季節の移ろいを感じられるとでも言っておこうか。







第1号。

天井もとりあえず塞がる。 

2017/02/19

2017.2.19 下権現堂山山スキー

メンバー:KK
コース   :アクシオム~

厳しい山行だった。青空が出て、天気は回復と思いきや、稜線は真っ白、強風。やっとで戻ってきた。今回もいろいろと教訓になることがあり、まだまだ自分の未熟さを実感した。この歳で未熟といってしまうと、山を辞めなくてはいけないことになってしまうが、勉強、経験を積まなくてはいけないと思いました。

まさか今日は人来ないだろうとたかをくくっていたら、次々とスキーヤーらしき人が来た。一部は団体だった。先陣を切らなくてはと思い、一気に中間地点まで真っ直ぐシール登高。青空は去り、ガスが立ち込める。振り向けば後続は来なかった。ゲレンデトップまで行くと雪は軽くなり、帰りの滑りに期待が持てた。

一旦下り、ブナ林を抜けると、雪庇の張り出した尾根に出る。所々シェルドンが隠れており、スキーがいきなりがくんと穴に落ちる。危ない危ない。前回の二の舞になってはいけない。稜線からかなり離れていく。新雪は概ね30cm位だろうか。表層雪崩は出ないだろうが慎重に。そしてGPSで山頂を確認し、そのまま下山。

山頂手前で、何と後続に会う。早い。こんなに早いパーテイ―だったのか。挨拶もなく滑っていくと、しっかりしたトレース。7~8人だろうか。トレースにそってパウダーを満喫1分。あれ、なんか違う。GPSで確認すると、登りのトレースから離れていた。そうです。パーテイーは皿津沢川方面からだったのだ。登り返し20分。よく確認もしないで人のトレースに乗っかってしまったのだ。

天候は一向に回復せず、かえって悪くなるばかり。ゲレンデトップからは無数のシュプール。後続の方のものだ。前が良く見えず、ゆっくりと滑り降り、なんとか十二様の前に。舐めていたわけではないが、このところ何か自分に足りなものがあると感じる山行であった。




とにかく真っ直ぐ上ろう








ひっくり返っているリフトの残骸








一旦下る






ガスが晴れ、稜線が見えてきた








雪庇が大きく張り出している







ゲレンデトップを見る







引き寄せられる斜面
そうなってしまった







道路脇の十二様
ありがとうございました

2017/02/17

2017.2.17 刈羽黒姫山山スキー(高尾)

メンバー:KK
コース   :高柳町高尾~

午前中休みでまた黒姫山に向かってみた。
山の先輩sakeyamaさんの報告を参考にした。朝早く出ようと思ったが、集落の方に迷惑になるかと思いゆっくり出たため、出発が7時になった。林道が奥まで延びていて、そこで仕事をしたことがあったのを思い出す。奥には田んぼが広がっているようであり、段々になっていた。コブの間を農道が走っているが、現在使われているのだろうか。

コブを登ったり、農道に出たりと一定しない歩きに時間がかかる。やっと尾根らしき形のピークに到着。ここが458m地点であろう。まだまだ先がある。山頂付近では、風が轟々と音を立てている。天気は下り坂で、果たして山頂に立って午前で帰ることができるか不安。ここは勇気をもって撤退しよう。

コブを巻くにしても、スギの密生した斜面を横断しなければならず、コース的にはどんなものだろう。先輩に聞いてみたいところだ。





じょんのび村から







黒姫川を挟んで磯之辺







男山








う~ん
先があります
帰ります






苗場、小松原方面









巻機山方面







三山



2017/02/15

2017.2.11 アヤメ平

6:10 尾瀬戸倉スキー場P  7:00 富士見下山荘跡  8:00 田代平
10:30 アヤメ平  12:30  同発  14:15 富士見下山荘跡  14:25 P 

1月の鳩待峠に続いて尾瀬へのアプローチ踏査。
スキー場沿いの林道にはしばらくトレースあるも、右手から沢の入るところで途絶える。スキー場からこの沢を降りてくるのか。
以降は快適なすねラッセル。田代平の少し先でアヤメ平の南尾根に上がり、ほぼ平坦から緩傾斜の登路ををたらたらと。気温はマイナス10℃でちょうどよい。
アヤメ平の広々とした雪原でゆっくりして来た道を戻る。傾斜は緩くほとんど滑りを楽しむような箇所はなし。一部シール張り直し。
雪は腐らず林道トレースはよく板が走る。ここが一番よい滑りだったか。

アヤメ平まで6km強の標高差900m、そこそこのラッセルで約4時間半。鳩待峠まで約10kmの標高差600m、トレースの残る軽いラッセルで3時間。微妙だがやはり鳩待ルートが一般的か。アヤメ平の方が眺望は期待できる。

アヤメ平の南尾根はシラビソとダケカンバがやや密。

アヤメ平。

燧ヶ岳がもんやり。


たまに青空も。

雪原となった尾瀬ヶ原に拠水林の曲線が際立つ。奥に東電小屋。

1969m方面。

田代平。