2019/09/29

2019.9.28 巻機山

メンバー:KK
コース:井戸尾根~

朝を迎えた上越国境稜線~芝峠温泉から
まだ稲刈り行事は続いているが、ひとまず来週まで待機なので、今日は体力測定も兼ねて巻機山に登ってきた。紅葉は徐々に始まっており、綺麗、今一つは別にして、季節の移ろいを感じた山登りだった。

朝5時過ぎ。桜坂の駐車場には、尾根や沢に入る人たちでガヤガヤしていた。早く出発しないと追い越すのが大変になりそうだ。今日も、足元は足袋。軽快に登れるだろう。

5合目過ぎまで空気が生暖かで、汗がどっと出た。シャツ1枚でどんどん進む。大気は澄んでおり、周りの山並みもすっきりよく見えた。7合目辺りまで快調に飛ばすが、8合目~ニセ巻辺りは足も重くなり、ペースダウンだ。それでも本峰が姿を現せばテンションも上がり、一気に小屋に駆け降りた。途中、地元消防署に勤務するKさんとスライド。今年はたくさん雪が降るイイですねと会話を交わす。

小屋から稜線までは試練。足が上がらなくなりそうだった。稜線は、相変わらず風が強く、風も冷たかった。山頂を踏んで下山。小屋で小休止する。下からたくさんの登山者が登って来るので、しばしば道を譲っているうち、時間がどんどん過ぎていく。目標タイムには、ちょっと及ばなかったものの、そこそこの時間で桜坂に着いた。

駐車場管理のおじさんとしばし談笑し、一路馴染みの店に直行した。

米子沢
天狗岩
登山道は刈られているだろうか
谷川方面
天気はもっている
井戸尾根
紅葉から白の世界になっていくだろう
いつもの嫋やかさ
小屋を振り返る
池塘も徐々に浅くなっている
三山
国境稜線
ブナ林が綺麗だった
えび味噌麺
嬉しい張り紙がしてあった



2019/09/23

2019.9.14-16 黒部源流(七倉~野口五郎岳経由)

【9/14】2:40七倉 3:40高瀬ダム 4:10尾根取付 7:10烏帽子小屋
    10:10野口五郎岳 12:40水晶小屋 13:30岩苔乗越
    14:10黒部源流分岐 15:20標高2200m幕営
【9/15】停滞
【9/16】5:20幕場 7:20岩苔乗越 8:10水晶小屋 9:35真砂岳分岐
    11:45湯俣岳 13:10晴嵐荘 15:40高瀬ダム

烏帽子小屋を越えて振り返る

水晶-赤牛の稜線の向こうに薬師

黒部源流に朝日


タープで軽量化

月明かり

最終日は朝からガスがかかる

水晶小屋手前から振り返る

水晶小屋から真砂岳方面

東沢谷

ホシガラスの食卓か


湯俣川


2019.9.7-8 立谷沢川(月山)

【9/7】6:45姥沢P 8:50月山 11:20清川橋
【9/8】8:40行動開始 13:00登山道 15:05月山 16:40姥沢P

山スキーの下見も兼ねて月山の立谷沢川へ。山頂からはのびのびとした斜面が四方に広がり、これは気持ちいいかもしれない。姥沢が開く前に下部からラッセルというのもありだろうか。

姥沢より

四ッ谷川

東面を下降


沢からウサギが飛び出す

ずぶ濡れでがたがた震える

だいぶ乾いてきた


源頭は開けていい雰囲気




2019/09/20

2019.9.14~15 苗場山と赤湯♨

広々とした山頂風景に心癒される
コース:小赤沢~苗場山~赤倉山~赤湯温泉・山口館(宿泊)~昌次新道~苗場山~小赤沢
メンバー(レポート):IH

 秘湯・赤湯温泉へは、湯沢町の林道口から徒歩約2時間半。我が家から日帰りできる距離にありながら、何故これまで訪れなかったのか?自分でも不思議に思う。ようやく機会を作った自分に拍手だ。計画する際に赤湯のHPを見て驚いた。「越後湯沢の山奥、赤湯温泉は明治30年に開湯されました。古くは湯治場であったそうで、新潟県小千谷真人村の福原彦三郎氏が経営を始め…」な、なんと、我が真人の福原さんが赤湯のルーツなのだ!...今回の山行は赤湯のご主人にこの史実を確かめる目的を持つ。なんだかワクワク感満載の山旅だ。
 天気も抜群に良くて山頂台地に上がれば360度広がる景観に圧倒され、初めて辿る赤倉山への山路は苗場の懐の深さを知ることができた。赤湯温泉には本館と別館があり予約なしの私は別館に投宿。夕食までの間に早速ひと風呂。男湯は「薬師湯」と「玉子湯」で、ぬるい玉子湯に長湯した。夕食メインは魚沼産コシヒカリだが野菜の天ぷらも美味しかった。
 そして、ご主人に聞く。真人の福原氏は、屋号を「あかゆ」といった。…あった、あった。確かに「あかゆ」という屋号の家はあった。しかし、赤湯温泉の名称は屋号に関係なく湯質に鉄分が多く赤っぽいためその名が付いたそうだ。真人にも温泉が出て赤い湯であったが、“あかゆ”つながりが妙に嬉しかった。赤湯温泉の家主は福原氏から親戚の田中氏へと移り、今の山口氏の代は大正8年からで今のご主人は3代目。奇しくも今年ちょうど山口館100周年にあたる。しかし、人の世の無常たるか4代目の悲劇によって山口館は100年を節目に新たな家主へ代替わりするそうだ。人生いろいろ波瀾万丈である。山小屋の暮らしがどんなに厳しく尊いものか心に沁みた。
 ご主人は自前の焼酎を注ぎながらいろんな話をしてくれた。今年は令和元年、新しい天皇になられた浩宮様は大の山好きだ。そして、苗場山にも訪れていて帰りに赤湯温泉に立ち寄られた。壁に当時の写真が貼られている。若き日の天皇と付き人たちの様子を面白可笑しく語ってくれた。令和天皇恐るべし!…詳しくは赤湯温泉へ。
 さて、18時以降は男湯と女湯がチェンジ。赤湯温泉で一番熱いという「青湯」に入る。沢の流れる音は怖いほどで、月も星も雲に隠れ真っ暗な夜だったが行灯が照らす出湯は風情があった。火照った身体を部屋で休めていると20時に電灯は消されランプが灯された。小さな灯に守られ眠りに就く。
 翌日はライトを点けて出発。昌次新道も素晴らしい登山道だった。そして再び苗場山は圧倒的な景観で迎えてくれた。苗場山は素晴らしい山だった。

坪場を振り返る...奥に鳥甲山が見える

山頂へ続く木道も新しく!

広大な山頂台地と上信越国境の山々

山頂ヒュッテの右手の木立の中に山頂がある


赤倉山へ向かう途中で出会った美しい池塘

サゴイ沢源頭部とこれから越える赤倉山

見えない赤倉山へ続く稜線と佐武流山(中央)

東尾根の途中に設置されたブリキ看板

9月とはいえ緑が美しい樹木

所々で秋色が映える

昌次新道との分岐...赤湯も近い!

清津川にかかる鉄橋

赤湯温泉・山口館は本館と別館(右)が並ぶ

山口館は今年で100年を迎えるが...。
昌次新道も美しい登山道だった

フクベノ平周辺

シラビソ廊下の尾根から苗場山の山頂

新しい木道には新しい休憩ポイントも設置された

草紅葉の中の木道を行くファミリー


美しき苗場山