2013/03/30

2013.3.30 越後駒ケ岳山スキー(中退)

メンバー:KK(単独)

タイム:大湯5:30~灰ノ又6:00~駒の湯へ道途中6:15~大湯7:15


さあ、今日は気合いを入れて駒の湯から駒ケ岳山頂を目指そうと。家を出てみるとなんと小雨が降っているではないか。ちょっとテンション下がってしまう。この時期駒の湯から登ったのはいつの頃か。うつらな過去は当てにならないものだ。

大湯の除雪地点からスタートする。間もなくスノーシェット。おお!なんというデブリ。雪崩遭難の文字が脳裏に浮かぶ。微かなトレースはあるが、なんとも心もとない。スノーシェットを抜けても全層雪崩の跡が国道を埋めている。

灰ノ又を過ぎれば後は駒の湯まで楽勝かと思いきや、さらに際どいブロックが落ちかけている。晴れの予報は大きく外れ、雪が降って来た。帰ろう。

帰路は緊張の連続。雪崩に押されれば雪解け水が音を立てる佐梨川へ一直線だ。気持ちとは裏腹になかなか足は進まず、やっとの思いで戻る。









朝落ちたばかりのブロックがそこまで迫っていた









ここ落ちたら終わりです












国道の看板












怖い!時期が悪かったか











雪崩が落ちきらないと

2013/03/24

2013.3.24 鍋倉山 山スキー&スノーシュー

メンバー:KK、SH、TU、NY,MY(山スキー)、TH(スノーシュー)

コースタイム:温井7:40 同発8:05 山頂着11:30 同発12:15 温井13:30

昨日は雨のため、守門の大岳を中止したSHとTU。今日はめでたく山スキーデビューとなったMYさん。天気も晴れマークとなり、ラッキー!6名でわいわいとにぎやかにスタートからお口がなめらか。(すでに車中からしゃべりっぱなしだった。)

すっかり春山となった鍋倉山を目指して林道沿いに登る。連日、登山者は多いようでトレースがあちらこちらにたくさん。広々とした台地に出ると真っ白でなだらかな稜線が目の前に連なって見え、とても気持ちよい。時折、冷たい風が吹くが、登るに連れてそれもなくなり、急激な気温の上昇もないので、快適に歩を進める。今期6度目の鍋倉山となったKKさんを先頭に山頂に向かって右側の沢沿いのコースをとる。

山スキー初めてのMYさんは、夫のNYさんの叱咤激励あり、山スキー先輩の方々の優しい言葉掛けありで順調に高度を上げていく。昨日、雪が降ったらしく、新雪が数センチあって、山肌が真っ白できれいだ。ブナ林を抜けて稜線に出ると待っていました、妙高、火打山の山々の素晴らしい眺めが。

山頂は風が強いので、360度の眺望を眺め、記念撮影をして少し下った斜面で大休止。そこで、テレマークの練習に一生懸命なTUさんは「先生」のSHさんにあれこれアドバイスを受け、2.3度登り返してまた滑る。他のメンバーも登り返してそれぞれのシュプールを描いていた。その後は一気に温井まで下った。
こうしてにぎやかな山行が終わった。


林道沿いに登り、広い台地に出る。




 この左の斜面も面白そうだ。

気持ちの良いブナ林を行く。
 稜線まであと、ひと息だ。青空が嬉しい。

 ようやく稜線に出て山頂まであともう少し。

山頂からの眺め。今日は春霞か・・・ちょっとはっきりしない山々。
先頭を切ってSHのテレマーク。
 山スキーデビューとなったMYさんの滑り。

思い思いに滑りを楽しんできました。

2013/03/22

2013.3.20 浅草岳山スキー

メンバー:SH、TH(スノーシュー)、TU、KK、TM(ゲスト)

コース:大自然館~白崩沢~前岳~浅草岳



埼玉のTUさん、どこかふっきれた様子で、早くも今週2回目の越後詣でとなった。更に今回はいよいよテレマークデビューとなり、気合い入れまくりか。師匠のTM、先生のSH両巨匠が脇と固め、おじさんとおばさんが後方支援、最高のデビューとなった。

白鳥山といい、浅草岳といい同じ新潟でありながら実に遠い。北から南。長い新潟は変化に富んだ山を楽しむことができる。道路脇には2台の車。みんな守門に行って、最近は空いているのだそうだ。実は、浅草岳山スキーは先週のシッケイ沢同様20数年ぶり。どこがどこなのかよくわからい。だから誠に新鮮である。

林道の杉林を抜け、ブナの急登を越えると、雪庇の向こうに嘉平与ボッチが見えてきた。緩やかなブナの尾根を進むと、北岳から鬼ガ面山が姿を現す。前岳が近づくにつれ、ムジナ沢の源頭が「来なさい♡来なさいと♡」と手招くではないか。

前岳から浅草岳までは近い。既に木々が出ている。春なのだなあ。山頂でゆっくりご飯を食べる。各自?持ち寄りのビールで乾杯。只見の山々が妙に懐かしい。早坂尾根で一夜を過ごした記憶が甦る。

さあ、行きましょう。TUさん、がんばって滑りましょう。多くは語りませんが「苦闘」という言葉がぴったりでしょうか。THさんのスノーシューに抜かれながらなんとかゴール。華々しいデビュー戦は無事終了しました。









守門、黒姫をバックに。
気持ちのいい尾根を行く











前岳が近づく












ムジナ沢の源頭
思わず落ちて行きそう








鬼ガ面の岩壁











別名「おしゃべり山の会」と言います










山頂にて








果たしてこの二人は何をしているのでしょうか
知りたい方はコメントを寄せてください















いよいよTUのデビュー戦












師匠たちのアドバイスが効いたか












ちょっと次元が違うか
師匠の滑り











先生も華麗に












TU!
君のスキー人生はまだ先は長い

2013/03/16

2013.3.16 魚野川毛渡沢を廻る山スキー

コース:元橋~ヤカイ沢~平標山~仙ノ倉山~毛渡沢シッケイ沢~群大ヒュッテ~
            長釣尾根~日白山~地王堂川~二居 

メンバー:TU、KK

タイム:元橋4:40~平標山8:00~仙ノ倉山9:25~群大ヒュッテ11:30~
          日白山14:40~二居15:40


 

年度末の仕事もようやく見通しがつき、今日は1ヵ月ぶり山行のTUとロングコースをやってみた。午後から天気が崩れる予報、果たしてどこまでがんばれるだろうか。

二居の知り合いの駐車場にTUの車を置かせてもらい、自分の車で元橋へ。朝4時半、誰もいない。ヘッドランプを付け林道を進む。1月に来た時より雪の量が減った感じがする。雑木が繁茂するヤカイ沢を登る。 「夫婦岳樺」 (おだまきが命名)の近くで小休止。ザックが倒れるのと同時にナルゲン水筒が滑って行った。クラストした斜面を……。不注意だった。TUからお茶を分けておらう。

硬い雪面はスキーを背負う。尾根に出ても雪が少なく、山頂まで板をザックに括り付けたまま。快晴!富士山、浅間山、どこまでも空は青く、白い峰は果てしなく美しい。平標山山頂は風も無く、とても穏やかだ。珍しい事だ。ここからアイゼンを付け仙ノ倉山に向かう。途中の山はトラバース。アイゼン、ピッケルを身につけると、なんだか身が引き締まる思いだ。

さあ、いよいよ北尾根からシッケイ沢への滑降だ。仙ノ倉山頂からの下りは雪面が硬く、とても滑ることが出来ない。途中までアイゼンで下降。適度に緩んだところでスキーに履き換える。所々硬い箇所は出るが、快適に下る。U字状の谷をどんどん下る。かつてのクラシックルートは、今もその輝きを失ってはいなかった。出合まであっという間の至福のひと時だった。

心配した毛渡沢の下りも、思いのほか快適に下る事ができた。仙ノ倉谷に新しく架かった橋を渡れば群大ヒュッテに到着。沢が割れている。やっぱりそうめんか蕎麦を持ってくればよかった。のんびりもここまで。今日はこれから長釣尾根を登り返さなくてはいけない。標高差800mを何時間で登れるだろうか。思い起こせば長釣尾根は、20数年前IHやSHと来て以来。急な斜面を登り切れば、あとは根性の一文字。北尾根、谷川山塊、西ゼンなどを眺めながらシールを延ばす。沢を滑る登山者も見受けられる。

日白山からの稜線が徐々に近づく。振り返れば長い、長い長釣尾根が毛渡沢に向かって延びている。最後のひと踏ん張りで稜線に出た。火曜日に来たばかりだが。私はどうでもいいのだが、山頂にこだわるTUに押されて日白山に到着。やれ、やれやっと着いたか。シールを剥がし、いよいよ最後のお楽しみへGO!地王堂川上部は適度に腐った雪で、快適に滑ることができた。火曜日の失敗の反省を生かし、稜線から滑りこむ。大きなブナの間を縫い、沢状を行けば別荘地に到着。埼玉の山岳会の方としばし歓談し、車を回収。長く、疲れた山行が終わった。

時間は4時を回り、私たちはまた 「こしじ」 に向かうのでした。








ヤカイ沢を登る
やっぱり雪が少ない












平標山
無風、快晴











仙ノ倉山へトラバース












万太郎山が手招きしている









北尾根直下の急斜面を滑る












いいですね
がんばった甲斐がありました











酔ってしまいそうです












長釣尾根を行く












清津Zさんが滑った平標沢












今期3回目の地王堂川
今日が一番快適










最後はこれ!
今日もいい一日でした。
ありがとうございました。

2013/03/12

2013.3.12 日白山山スキー

メンバー:KK MU(記録)

タイム:5:00 湯沢除雪ステーション集合
     5:40 二居集落発
     9:05   山頂着
     9:40  山頂発
         10:35 二居集落着


私にとっては、前回の山行から1ヶ月。目まぐるしく時は過ぎ、復帰の今日。
約束された快晴の予報。
KKさんが午前中のお休みをとってくれ、近くていい山、日白山へ。

県連の山スキーでは天候不順で東谷山までだったとのこと。
今回は時間の都合もあり直接日白山へと向かうルートで。

毎度お世話になっている見晴屋さんに駐車させていただき、5:40に出発。
夜が明けるのがどんどん早くなっている。ヘッドランプは不要だった。

先行トレースはなし。一番乗りで出発する。
振り返るとだんだん日が射し、眩しく光る山々。
















目指す稜線にももうすぐ日が当たる。
逆光に浮かぶ木々が切り絵のようで絵本の中にいるような気分だ。
















風雪に耐えるブナの木。
強く優しい佇まい。寒い土地の木は美しい。
















稜線下部で、クラストした急斜面。
転ばぬ先の…とスキーを脱いでつぼ足で登る。
















先に稜線に上がったKKさんの第一の雄叫びが聞こえた。
だってこの景色ですもの(^^)

















山頂直下の最後の急登。
稜線に上がった時にはずい分遠くに見えていたけど、景色と天気に助けられてひょいっと(?)。
















ここまででも十分景色を堪能したが、山頂で待っていてくれたのは360°の大展望!
遥か佐渡までが見えた。
















いつか登った尾根、遡った沢、滑った斜面や谷、テントを張った所や積んだブロックに隠れた強風の雪稜。
一つひとつを思い出しながら、人間の歩みの確かさについてしみじみと思う。
暖かい山頂でのんびり過ごし、シールを剥がして滑降に。

KKさん、後で悔しがることになるこの細尾根の下り。第二の雄叫び。
















もっと早く林内に入っていればよかったー!
素晴らしい雪質のツリーランがもっと楽しめたのに…と。
申し分ないパウダーをいただくことができ、私のリバートもさぞお喜びのようで。
二人して何度目か分からないくらいの雄叫びを上げながら下る。
















一箇所、デブリが出ておりいやらしい所もあり、また沢に入るとモナカ雪に変わり、私はもちろんターンすらままならない状況に陥ったけれど、とっても楽しい沢滑降ができた。
































下山後は…はい、こしじです。
今日の限定麺は「香る海老白湯麺」。それはそれは香ってました、海老。
KKさんは仕事へ、MUはSHさんちのおばあちゃんに会いにそれぞれ午後の時間を有意義に過ごせた大満足の半日山行でした。