2019/11/24

2019.11.23 巻機山(プレ山スキー)

メンバー:KK
コース:井戸尾根

う~ん、もうちょっとか!
現場から見た山々は白くなり、これは行くしかないと思い、トレーニングを兼ねて巻機山へ。内心は、かなり期待して行ったのだが……

11月に初滑りがしたくて雪を待っていた。寒波襲来で、辺りの山は白くなっていたが、巻機山はずっとガスの中。どの位降ったのか。当初から滑ることができても、小屋周辺だろうと思う反面、淡い期待ももちつつ。

桜坂を出発する時点で既に暖かく、シャツ1枚。よっしゃ、ガシガシ行くぜ。と、最初は意気込んだが、兼用靴をくくりつけたスキーの重みが徐々に肩にくる。途中後続に抜かれ、くそーと思ったが足が上がらず。5合目くらいから雪がちらほら。稜線は、雲がびゅんびゅん飛んでいる。風が強そうだ。

7合目過ぎから風の勢いが増し、体がよろめく。8合目からは更に強度を増し、前かがみでよろよろと進むしかなかった。これはニセ巻で終わりかと、半ば諦めかけたが、先行者が突き進んで行ったので、負けじと勇気を奮う。ガスの中小屋に着くと、周りの斜面には雪が付いているものの。ザックを降ろし深いため息。

山頂へと急ぐ先行者の後を追い、坂を登る。稜線は更に風が強く、時々藪に体を持っていかれる。唯一足元が長靴なので、水たまりなど気にせず歩けるのが救いだ。山頂を踏み、足早に下山。時折ガスが切れ、三山が姿を現すが、直ぐベールに包まれてしまう。小屋に向かって降りていくと、何やらこっちに向かってカメラを構える男性。おお!何とみちぐさ山の会のOさん。久し振りの挨拶も、風が強くてよくしゃべられず残念だった。

小屋から履くことのなかったスキーを再度背負い下山。登山道は川のようになっており、登って来る登山者の足元を濡らす。6合目手目で地元のKさんと再会。今年5回の巻機山で3回会うという偶然。いっぱい雪が降りますようにと会話を交わす。

その後はひたすら耐え忍ぶのみ。桜坂には20台近い車があり、その多くは県外車であった。疲れはしたが、まあこの次に期待しよう。

5合目の先
朝の天狗岩
7合目
稜線
次に期待しよう
凍った池
時折三山
里は穏やかなのだろうか
下山時の天狗岩
これを食べたので、今日は大満足!




2019/11/13

2019.11.10 粟ケ岳

メンバー:SH NI TM TU TH
北五百川コース往復

このコースは初めてだったがブナ林の素晴らしい景色と展望の良さに魅了された。
紅葉と晩秋の落ち着いた雰囲気がとてもよかった。欲を言えば、晴れていたら何倍も素敵だっただろうなぁ。
登山口でTUと合流し、3合目まで一緒に登るがペースの違いもあり、TUには一足も二足も早く先を行ってもらう。我々はいつものように話をしながらも周囲の景色を楽しみつつ登った。下山後は近くにある「いい湯らてい」で温まり、食事をして帰路に着いた。今日も秋の山を満喫!

登山口標高155メートル。山頂の標高1293メートル。
結構な標高差。まず水路沿いの広い道を行く。

秡川沿いの登山道を行く。

4合目の粟石跡。この先、このような大きな石のあるところをいくつか越えていく。

晩秋の佇まい。

広いブナ林がうっとりするほどきれいだった。

粟薬師奥ノ院と避難小屋のある広場。



山頂が見えてきた。けれど、まだまだ遠い。

新潟平野と弥彦山から角田山がよく見えた。その後ろに佐渡も見えた。

「午ノ背」を通過中。両側が切れているので、ちょっと慎重に。

いよいよ最後の登り。登山道がかなり掘れていて歩きにくい。

粟ケ岳山頂に到着。しかし、寒いので、防寒着を着こんで食事タイム。

 いい雰囲気の登山道をくだる。場所によってはかなり
滑りやすいところもあり、気が抜けない。

 帰りもうっとりするブナ林でついついシャッターを何回も押してしまう。

鉄橋を渡って沢沿いの道と平坦な林道を行けば、登山口。
結構長い道のりだった。


2019/11/09

2019.11.9 刈羽黒姫山

メンバー:KK
コース:磯之辺~

いつも何気なしに見ていた景色の中に
いよいよ2年目に突入。これから春までが楽しみのひとつだ。

13回目の今朝、二つの大きな感動があった。一つ目。磯之辺からの朝焼け。集落に近づくにつれ、谷川、上越、三山、守門方面の山の端が、オレンジに縁どられていく。お~!何てことだ。遮るものなく、見渡せる稜線が、まさに今、日の出を迎えようとしているのだ。かつて、磯之辺集落の皆さんはこの風景を毎日見ていたのだと思うと、感動は更に増していった。
二つ目。4合目を過ぎたところに、小さなベンチがある。谷が開け、我が頚城方面が見渡せるポイント。曙光を浴びたブナの歯が揺れている。と、その先に妙高山。なんと頚城山塊がそこにあるではないか。その脇に乙妻山、高妻山。そして、その奥に白い北アルプス。お~!ここから見えるのか~!しばし呆然。いままでどこを見ていたのだ。

落葉を踏みしめ、青空のもと感動の朝だった。

感動が胸に迫る
夜明け前の黒姫山
帆立山 
黒姫山にまつわる歴史が面白い
紅葉
もうすぐ白い世界
三山から朝日が昇る
朝日を浴びる地蔵様
晩秋の径
心静かに



2019/11/06

2019.11.3 金城山

メンバー:TH SH(W) NI KK
コース:水無コース~滝入コース
タイム:登山口6:50~避難小屋10:20~山頂10:50~登山口14:00
レポート:KK

越後の山は最高である
随分前(30年位前かなあ)に、残雪のある時期雲洞庵から確か登った。もう遠い記憶の彼方で、初見といってよい金城山であった。いまいち、と言われる今年の紅葉であるが、いえいえとんでもない。どこを見渡してもうっとりするような里の山景色であった。

どうして金城山に登りに来なかったのだろうか。ふと、書棚にある新潟県分県ガイドに目をやり、パラパラとめくっていると会員のTUが紹介した金城山が目に留まった。「そうだ、この山に行こうと思い立った。ちょうどTHさんと会話を交わす中で、意見が一致、山行がすぐさま決まったのである。

SH(W)とINを加え、賑やかに出発。おしゃべり軍団の話し声で、熊が出ないことを祈る。登山道は、いきなりの急登で始まり、しばらくすると魅惑的な尾根に飛び出す。そこが2合目だった。そこから先は、細尾根と急登が連続し、ぐいぐいと高度を上げる。立木も背が低く、どこまでも見渡すことができる。最高の尾根ではないか!紅葉と言えば、低調気味な期待を裏切り、雄叫びを上げたくなるほどの美しさだ。

岩場あり、鎖、ロープ有のスリリングな登山道を登っていき、振り向くと越後三山方面の大展望が惜しげもなく広がっていた。途中、東京の労山仲間の方たちと会う。こちら方面に通っていられるようだ。そして、我が会長のKMさんをべた褒め。伝えておかなくては。

急登が終わる頃眼の先には、巻機山方面から上越国境の稜線が見え始める。ネコブのちょこんとした岩が愛らしい。避難小屋を過ぎ、山頂へ。金城山のシンボルである大岩と谷に切れ落ちた岸壁が、身に迫る。眼下には、秋を彩る鮮やかな黄色や赤のスクリーンがバッと広がる。そして前方には巻機山山塊が、どっしりと構えている。素晴らしい!

狭い山頂で昼食を摂っていると、東京から来た若者たち。越後の山が好きで、毎週のように通っているそうだ。ありがとう!名残惜しく、去りがたい気持ちもあるがそろそろ下山にかかる。登りと違い、大きなブナ林の中を転がるように下る。水害で大きな爪痕を残しているガレ場を過ぎ、登山道は沢に向かって高度をぐいぐい落していく。薄日を受けてブナの黄色のがきらきらと輝いてる。

沢を数回渡渉し、大きな杉林を抜ける終点が近かった。大満足の一日を振り返り、足は〆のいつもの店へ。
山頂で出会った東京の若者たち

さあ、出発だ
いきなりの急登
素晴らしい稜線
眼下に六日町
三山も良く見える
難所トラバース
私の好きなネコブ山、下津川山、小沢岳
私の好きな牛ヶ岳、巻機山、割引岳
立派な避難小屋
金城山の象徴
万太郎ほか谷川連峰
紅葉が盛り