2013/10/21

2013.10.19  小松原湿原

メンバー:SH、TH

コースタイム:見倉登山口5:30 同発5:55 金城山7:25 水場(沢)8:05 中屋敷分岐8:35 小松原避難小屋9:15  避難小屋発10:00 中屋敷分岐10:30 金城山11:30 見倉登山口着12:40 

 以前から行って見たいと思っていた「小松原湿原」に見倉登山口から行ってみることにした。 意外と早く登山口に着いてしまい、周囲が明るくなるまで待ち、6時前に出発。先週の越後駒ケ岳とは違って私たちの車しか駐車場にはない。

出発して数十メートルも行ったかいかないうちにいきなりの急登が始まった。ブナ林の中のその急登は見上げる先はどこまで続いているのかわからないほどだ。一歩一歩確実に登っていくが、息が切れる。ようやくちょっと緩やかになったところで「ん、あれはきのこ!絶対食べられるよね。帰りにゲットしよう。」それからは登りながらきのこがないか目を光らせるが、その後はさっぱり。緩やかになった登りは短くまたまた急登となった。登り続けること1時間半でようやく金城山に到着。

金城山からしばらく行くと今度は一旦下り道。鞍部まで下がってまた登ってまた少し下ると沢と出会う。いい所に水場があるのは嬉しい。もうひと登りでいよいよ湿原が現われるか、と期待に胸が膨らむ。

とても緩やかな道になってきたのでそろそろかなぁ、と思っていたら、おぉ!ようやく湿原が現われた。とうとう、やってきたのだ。ここから避難小屋までルンルン気分で次々現われる湿原とその周囲の木々やナナカマドの赤い実の景色がきれいで見とれてしまうほど。それにしてもこんなところにこんなに数多くの湿原があるとは不思議である。

日陰山の向こうの山はすでに雪で白くなっていて、いつここにも雪が降ってもおかしくない晩秋の景色である。

避難小屋には9時15分と早い到着となった。じっとしていると寒くなる。小屋の外で食事をとり、下山開始。今日は誰ともまだ会っていない。本当に静かな晩秋の湿原だ。これから長い冬がここにもやってくるのだな、と思うと感慨深い。

木道はかなり古くなっていて滑って転ばぬよう気をつけて行く。金城山から半分くらい下ったところで二人の登山者と初めて出会った。この後はお楽しみのきのことり。「ムキタケ」をたくさんとり、なめこは少量の収穫。萌木の里でお風呂に入りその日のうちにまずはきのこ汁を、翌日はバター炒めで秋の味覚を楽しんだ。

見倉登山口
金城山のブナの木に埋まった標識
水場の沢、夏でも枯れることはないだろう

やっときました、小松原湿原へ。最初の湿原には木道がなく、申し訳ないが、踏み跡をたどって横断した
かなり傷んだ木道もあった

前方に見えるは黒倉山

静かな湿原

小さな尾瀬って感じ
しっかりした避難小屋でした

避難小屋を出発してきた道を戻る

2013.10.14  越後駒ケ岳

 メンバー:SH、MO,SI、TH

コースタイム 枝折峠登山口発5:40 道行山7:15(ここから山頂まで4.7km) 小倉山8:00 百草ノ池8:50 前駒9:40 駒ノ小屋10:05  駒ケ岳山頂10:30  同発10:50 小倉山12:45 道行山13:00 枝折峠登山口着15:45

 10年振りくらいの越後駒ケ岳登山だった。コースタイムが長いことと秋の3連休であり、駐車場の心配もあったことから夜明けと同時に出発したいと考え、早朝に出発する。

以前も同じだったが、枝折峠のかなり手前からアマチュアカメラマンと思われる人達がちょっとしたスペースに車を止めて撮影準備をしていた。その人数には驚かされる。 枝折峠駐車場は案の定、夜明け前だというのにとても混んでいた。車を降りると夜明け前の冷え込みに思わず体がすくむ。

枝折峠に久し振りにきたら、なんと、太陽光発電利用の新しい トイレと広々とした駐車場がいつの間にかできていてびっくり!さらに驚いたのは登山道がかなり整備され、木道や木の階段が山頂までの間に数多くできていたことだ。平成21年頃からここ5年ほどの間に整備されたことがプレートでわかった。登山ブームで入山者がとても多くなり、各地の登山道が環境保護等のためにこうしてどんどん整備されているのであろう。昔のありのままの登山道が妙に懐かしくなってしまうのは私だけだろうか。

天気は今回も晴れマークひとつ。道中が長いのでゆっくりした休憩はとらず、先へ先へと進むようにした。登り始めでは遥か遠くに見えていた山頂だったが、小倉山に来てようやく大きく見えて近くなってきたと思ったが、前駒までの登りがまだある。急登を登ってやっと前駒に着く。あとは急な岩場の登りを行くのみである。早め早めに行動したので予定よりずいぶん早く山頂に到着した。

今回も360度の眺望が待っていてくれた。暑くもなく寒くもなく本当に爽やかな秋晴れの登山は気持ちいい。駒ノ小屋では多くの登山者を管理人さんが温かく迎えてくれていた。 下りも当然道のりは長かったが、4時前に登山口に着くことができ、「白銀の湯」にゆっくり浸かって疲れをとって帰った。「こしじ」はまたの機会に、である。

              朝日を浴びる越後駒ケ岳
こちらは荒沢岳
多くのカメラマンが撮影していたのはこの滝雲と朝日か?私も枝折峠から少し登った場所から撮影してみた
小倉山手前から山頂を見る。まだまだ道のりは長~い
ようやく小倉山に着き、後はこの前駒までの登りを頑張れば山頂は近い。
前駒からたどってきた登山道を振り返ってみる。ずいぶん遠くからここまで歩いてきたものだ。百草ノ池も見えます。

ここまでくれば、後はこの岩場をはいつくばって登るのみ!
来ました、来ました、駒の小屋まで。夕べは多くの登山者が宿泊したとか。
ここで荷物を置いて山頂アタック。

ここが山頂。真向かいには八海山。周囲には越後の山々が見渡せます。
みんなで山頂まで来ることができて何よりでした。


目の前に八海山。久し振りにこの景色に出会えました。

こちらは中ノ岳。いつか行ってみたい山の一つ。


山頂を後に駒ノ小屋へ戻ります。ここも木の階段になっていた。

           こんな立派なトイレができていた。駐車場も広い。