帳付山山頂西端からの展望
メンバー:SH TH コース:天丸橋登山口~大山~天丸山~帳付山~馬道コース周回
「西上州の秘峰三山の周回コース」とガイドブックにはあった。群馬県上野村と埼玉県秩父市の県境にあり、登山口までの狭い道を高度を上げて行くも奥深くまさに秘境だった。登山口には他に車無し。天候もこの日は曇りで所により雨も降る、という予報だった。まぁ、天候によってはどこかで引き返すなり、3座登らずに周回して下山もあり、と話してスタート。
結局、雨には降られず、最後の帳付山に向かう頃からは明るい曇り空になり計画通り周回して来ることができた。稜線からは痩せ尾根の岩稜、岩場ありの西上州らしい山だった。帳付山は「上級コース」となっていたが、天丸山の超急な岩場の登りの方が「上級」ではないかと感じた。新緑と花と岩稜の初めての山を楽しんできた。
登山口から沢の中を行く
この植物は何?登山道脇にたくさんあった。花も見頃のよう
沢を離れると林の斜面の急登。その先は尾根を行く
大山手前の斜面にはコバイケイソウともうひとつ名前のわからない植物のみ
大山への岩場を進む。稜線からアカヤシオの花があちらこちらに咲いていた
アカヤシオをアップ。ピンクの可憐な花
大山から分岐に戻り天丸山に向かう。天丸山の前に展望のない倉門山がある
天丸山へのとても急な岩場を登る。下りの方がちょっと心配
だいぶ古くなったロープが多く頼りないので三点確保で慎重に上り下り。
主に稜線上に見頃を迎えたアセビの花がたくさん咲いていた
1506メートルの天丸山山頂。天丸山は平成7年12月末に山火事があり山頂付近は荒廃して落石も多いということだったが、ずいぶん植生が戻ったようだ。
天丸山から分岐まで戻り尾根を下る。この辺りもアカヤシオがたくさん咲いていた
尾根を下って来た鞍部のここは周回する馬道コースと帳付山との分岐。
16619メートルの帳付山までは途中から痩せ尾根の岩場を越えたり巻いたりを繰り返して最後に急坂を登ると山頂だった。
帳付山山頂の西端からの景色。遠くに八ヶ岳だけはわかったが、あとは…?
間近に見えるのがたぶん諏訪山だろう
帰路の途中から登った山が姿を現した。右が天丸山、中央奥に大山(だろう)、左が倉門山
馬道コースを1時間ほどひたすら歩く。道は崩壊して狭くなった所と昔と同じように広い所とあって歴史を感じる道だ。新緑と桜とアカヤシオが奇麗だった。
ようやく林道に到着。ここから右折して30分ほど林道を下って行く
天丸橋登山口に到着。道中では単独の若い登山者に会ったのみのこの日も静かな山だった
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