メンバー:IH KK 他2名
コース:桜坂~
レポート:KK
久しぶりの母なる山
やっぱり巻機山は良い山だ |
巻機山に来るのは、何年ぶりだろう。以前は、ひと冬に5回も通っていたのだが、このところの人の多さに遠ざかっていた。国道に長く延びる路駐の車も原因の一つだが。スキーシーズンも終盤で、日にちも平日なのでフランス友人二人とIH共々出かけてみた。
前泊のフランスの友ルイから、桜坂まで車が入ると聞き大いに喜ぶ。清水手前、国道の脇に駐車スペースが確保されていた。桜坂に着くと、陽気なルイとティエリーが餅を焼いて朝食をとっていた。どこまで雪が繋がっているか、かなり不安だったがとりあえず出発する。
田んぼ跡を横切り、いつもの沢に向かう。藪の枝を払いつつ、じわじわと上を目指す。井戸の壁の左側を、雪を拾って5合目のブナ林に着く。ポンツーン1本勝負のルイは、横滑りでずり落ちたり、ジグを切る際にスキーが引っかかってしまったりと苦戦する。それでも、5合目のブナ林に着けば、苦労も忘れ一同心癒される。
6合目の展望台で休憩。眼前の割引岳、天狗岩、バックの谷川連峰の景観にうっとりする。暑さが増す中7合目へ。景色は一気に開け、折れ線グラフのような柄沢山に繋がる尾根が美しい。ニセ巻機山まではまだ遠い。8合目へは、雪の残る滑沢源頭をトラバースする。後は直登でニセ巻機山へ。登りきると、巻機山がドン!母なる山だ。先行していたスキーヤーが、綺麗なシュプールと描いていた。
ニセ巻機山で休んでいると、全身ミレーのお二人とスライド。それもそのはずミレーの社員の方だった。フランス人と意気投合。話が弾んだ。シールのまま避難小屋のコルへ。小屋は屋根を少し出しているだけで、まだまだ雪の中にうずもれていた。最後の登りを頑張れば、越後三山が出向かてくれる。セボーだ。広がる絶景を堪能しつつ山頂へ。
風もなく、穏やかなピークでしばし過ごす。ティエリーが持ってきてくれたフランスのチーズは風味があり、とても美味しかった。本場は違う。記念写真を撮り下山に向かう。重めの雪だが、スキーは良く滑った。雄叫びを上げる間もなく、あっという間に米子沢に立つ。スキーを背負い、ニセ巻機山へ登り返し。
そして、今日のメインへ。前方に広がる景色を見ながら思い思いに滑る。山スキーは最高だ!滑沢の源頭を滑り、トラバース気味に尾根に戻る。緩やかで広い尾根を下って、ブナ林も袂で休憩する。ここからブナ林のツリーラン。木々をぬって滑るのもまた楽しい。5合目のブナ林を抜けて核心へ。ブナの根開き、進路を遮る藪、散らばり落ちている枝、ゲーム感覚で雪を繋ぐ。前方がパッと開けた場所が、田んぼの跡だ。
ゆっくりと横切って、桜坂の駐車場に無事着いた。余韻に浸りながら後片付けをする。フランスの友人たちは、流暢なフランス語(当たり前か)で会話が弾んでいた。その後、しばらく寄っていなかった馴染みの店で美味しいラーメンを食べて帰路につく。
雪は繋がっているか |
隙間を縫って |
癒しのブナ林 |
6合目展望台 |
まだ先は長い |
滑沢トラバース |
汗を流すI |
ニセ巻機山にてミレーの方と |
避難小屋 |
あそこまで |
バックは雄大 |
柄沢山への稜線 |
陽気だ |
セボー |
源頭へ |
準備 |
この人は強い |
大斜面 |
トラバース気味に |
7合目 |
5合目 |
核心 |
やりました |
平打ち中華そば |
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