2024/04/30

2024.4.27 西上州 大山 天丸山 帳付山

 

帳付山山頂西端からの展望

メンバー:SH TH   コース:天丸橋登山口~大山~天丸山~帳付山~馬道コース周回

「西上州の秘峰三山の周回コース」とガイドブックにはあった。群馬県上野村と埼玉県秩父市の県境にあり、登山口までの狭い道を高度を上げて行くも奥深くまさに秘境だった。登山口には他に車無し。天候もこの日は曇りで所により雨も降る、という予報だった。まぁ、天候によってはどこかで引き返すなり、3座登らずに周回して下山もあり、と話してスタート。

結局、雨には降られず、最後の帳付山に向かう頃からは明るい曇り空になり計画通り周回して来ることができた。稜線からは痩せ尾根の岩稜、岩場ありの西上州らしい山だった。帳付山は「上級コース」となっていたが、天丸山の超急な岩場の登りの方が「上級」ではないかと感じた。新緑と花と岩稜の初めての山を楽しんできた。

登山口から沢の中を行く

この植物は何?登山道脇にたくさんあった。花も見頃のよう

沢を離れると林の斜面の急登。その先は尾根を行く

大山手前の斜面にはコバイケイソウともうひとつ名前のわからない植物のみ

大山への岩場を進む。稜線からアカヤシオの花があちらこちらに咲いていた

1540メートルの大山山頂

アカヤシオをアップ。ピンクの可憐な花

大山から分岐に戻り天丸山に向かう。天丸山の前に展望のない倉門山がある

天丸山へのとても急な岩場を登る。下りの方がちょっと心配

だいぶ古くなったロープが多く頼りないので三点確保で慎重に上り下り。

主に稜線上に見頃を迎えたアセビの花がたくさん咲いていた

1506メートルの天丸山山頂。天丸山は平成7年12月末に山火事があり山頂付近は荒廃して落石も多いということだったが、ずいぶん植生が戻ったようだ。

天丸山から分岐まで戻り尾根を下る。この辺りもアカヤシオがたくさん咲いていた

尾根を下って来た鞍部のここは周回する馬道コースと帳付山との分岐。

16619メートルの帳付山までは途中から痩せ尾根の岩場を越えたり巻いたりを繰り返して最後に急坂を登ると山頂だった。
帳付山山頂の西端からの景色。遠くに八ヶ岳だけはわかったが、あとは…?

間近に見えるのがたぶん諏訪山だろう

帰路の途中から登った山が姿を現した。右が天丸山、中央奥に大山(だろう)、左が倉門山

馬道コースを1時間ほどひたすら歩く。道は崩壊して狭くなった所と昔と同じように広い所とあって歴史を感じる道だ。新緑と桜とアカヤシオが奇麗だった。

ようやく林道に到着。ここから右折して30分ほど林道を下って行く

天丸橋登山口に到着。道中では単独の若い登山者に会ったのみのこの日も静かな山だった

2024.4.29 粟ヶ岳

メンバー:TM  KK  Sさん

コース:加茂市水源地~権ノ神岳周回

レポート:KK


川内山塊

分からない山ばかり

429日は粟ヶ岳の山開きで、過去山開きなるものに一度も出会ったことがなく、今回が初めての機会となった。M師匠とSさん三人で新緑の粟ヶ岳に登ることになった。

登山口となる加茂市の水源地に到着した時点で、広い駐車場は満杯に近かった。セレモニーの場所は既に大賑わいだった。加茂山岳会、地元警察の挨拶後出発する。急登を喘ぎながら登る。始めこそ登山者同士追いつき、追い越されしたものの、徐々にばらつき始め山頂を目指した。気温は高く、汗がぼたぼた落ちる。

あまり目にすることのない、川内山塊の奥深い山並みを見ながら登れば、やっと粟ヶ岳ヒュッテに到着。しばし休憩の後間近となったピークを見てホッとする。魚沼同様、こちらの山域も雪は残っておらず、ほぼ夏道に沿って山頂を踏んだ。

山頂は大賑わいで、皆さん思い思いに昼食をとっていた。標高は低いものの、興味深い岳が幾重にも重なりあっていた。加茂山岳会の会長さんに登山道の状況を聞き、下山は権ノ神岳経由をとることにする。

アップダウンの激しい尾根道を権ノ神岳へ。それにしても、登山道が完璧に整備されている。迷うことのない道だ。(ちなみに、作業は地元の森林組合のようだ。偉い!)権ノ神岳から大きく下り宝蔵山、白山の分岐へ。沢を渡りひたすら下降を続ける。かなり足にくる。石切の神様を過ぎると杉林。作業道と思われる道を歩くと、水源地に到着。

馴染みのない川内山塊の一端に触れることができ、次回への期待が高まった。


山シーズン到来

御神酒と記念バッチをいただく

分岐

魚沼守門

標高の割に工程は長い

粟ヶ岳ヒュッテ

ヒュッテ内にある絵画
新潟クライミングクラブにIさん作

あそこか

稜線を振り返る

賑わう山頂

川内山塊1

川内山塊2

権ノ神岳へ
完璧な登山道

粟ヶ岳を振り返る

山頂

さらば

激下り開始

Mさんが迷ったところ

新緑が瑞々しい

石切の神様



2024/04/29

2024.4.26 四ツ又山と鹿岳周回

見晴はらし台から鹿岳の奇峰一ノ岳と二ノ岳

メンバー:SH  TH  コース:四ツ又登山口~四ツ又山~鹿岳~下高原登山口

分県登山ガイド「群馬県の山」で自宅からそう遠くない山で周回できアカヤシオも咲くこの山を選んだ。ガイドブックには「鋸歯状の尾根から大展望の奇峰へ」となっているがまさにその通りの山だった。

西上州の山は標高はそれほど高くはないが、面白そうな岩峰の山が数多くある。下仁町と南牧村の境にあるこの山もとても目立つ山だ。ヤマツツジも咲き、まだアカヤシオ(ひとつばな)もたくさん咲いていて新緑と花と展望を楽しむことができた。

大久保集落のはずれに駐車場ときれいなトイレあり

集落内の道路を戻って標識で左折してしばらく行くと四ツ又山登山口の看板

渓流の西岸を進み畑や林の坂を登ると天狗峠。斜面にはオレンジ色のヤマツツジが咲いていた

四ツ又山に向かう尾根に登って行くと楽しみにしていたアカヤシオが咲いていた。登って行くとアカヤシオの花が多くなっていった

まだまだ見頃のアカヤシオ

一ノ岳と二ノ岳(鹿岳)と遠くに浅間山

899.5メートルの四ツ又山山頂。石像のある信仰の山

奇峰、奇岩の特徴のある妙義山

四ツ又山から4つの峰を上り下りしマメガタ峠に向かう

アカヤシオをアップ。アカヤシオもよく見ると花の形が違うものもあった

大久保への分岐でもあるマメガタ峠

見晴らし台を過ぎ、いよいよ一ノ岳の奇峰が眼前に迫ってきた

一ノ岳と二ノ岳のコル

先ずは一ノ岳へ。かなり古くなった木の階段を登る

お次はロープありの岩場を登る

一ノ岳に到着。遠くに八ヶ岳も見えた

一ノ岳から下仁田町を見下ろす

一ノ岳から少し下って眼前に二ノ岳(鹿岳)の奇峰

コルから少し行って名物?19段あるこれも古くなって心もとない階段

お次は斜めに伸びる鎖場。このふたつが核心部かな

途中から見る一ノ岳と歩いて来た四ツ又山(左)

1015メートルの鹿岳(二ノ岳)山頂。荒船山と浅間山、妙義山など展望がいい

再びコルに戻って下高原への急斜面を下った

下部は一帯が広い杉林となっていた

下高原登山口に到着。あとはほんの少しの車道歩きで駐車場に着いた