メンバー:KK SH
コース:阿寺沢
レポート:KK
里山絶景
春が来た |
気温が上がったこの数日間で、見回す山肌には黒い部分が多くなった。都会では夏日にもなっているらしい。季節はめまぐるしく移り変わり、寂しいが雪の季節は去っていく。
平日晴れ予報の今日は、SHと阿寺山に向かった。清水瀬からダムに繋がる尾根を辿って、阿寺沢を滑る計画である。ダム下部水路の脇にある“出逢い橋”(演歌のタイトルに出てくるような名前だ)に着く。真正面に阿寺山が我々を待っている。三国川左岸に通る、雪にどっぷりつかる道路を進み、途中から尾根に向かって急な斜面を登る。斜面を登ると、山頂へ続く明瞭な尾根がすっきりと現れる。後方には先週登った大兜山や牛ヶ岳が見え、とても気持ちが良い。
大きなクラックや藪を避け、尾根の脇をトラバースしながら高度を上げる。尾根上で立ち止まって見回せば、ネコブ方面の雄大な景色に魅了される。実に魅力的な尾根である。薄っすらと歩きのトレースがある。通な人なのだろう。
尾根は徐々に広がりを見せ、ひと踏ん張りで山頂に到着。いつもの登頂にはない新鮮な気分を味わう。いつものように中ノ岳~越後駒ケ岳~八海山の眺望が胸を打つ。静かな山頂を後に、滑走に入る。広い山頂下の斜面を快適に滑り、導かれるように阿寺沢へと落ちていく。沢は段々と狭くなり、いよいよ喉にさしかかる。覗き込むとクラックが走っていた。横滑りで下がりながら下を窺うと、段差があり、滝が顔を見せていた。末端までじりじりと下り、割れ目を跳び越す。
ホッと胸をなでおろし、広がった沢を再度滑り始める。右岸から軽いデブリがあり、沢中央は滑りづらい。しかしその後沢は、どんどん幅を広げ快適な滑りを楽しめた。数知れない堰堤群の上部、雪の繋がっているブリッジを渡り、そのまま朝のトレースにつなぐ。トレースは、気温の上昇でほとんど残っていなかった。そしてまた、“出逢い橋”を渡り車に戻った。
以前から一度訪れたかった阿寺沢を滑ることができ、満足の山行であった。
演歌「出逢い橋」 |
あそこか 大丈夫かな |
急斜面を |
大割山 |
尾根に出る |
牛ヶ岳、大兜山霞んでいる |
いいですね。この雰囲気 |
最高のロケーション |
斜めに |
どこを滑っても良い感じ |
山頂 いい感じのピーク |
1週間ぶり |
黒が目立つ |
とんがっている阿寺山 |
入道岳 |
行きます |
上部は広大 |
沢源頭 |
危険地帯を脱する |
この先は楽しい滑り |
振り返る |
あさひ食堂 野菜あんかけラーメン |
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