メンバー:KK
コース:小川集落~
里山恐るべし
|
時代なのか |
父親が、病院から退院する時に先生から言われた。「自宅に帰ったら症状は回復するかもしれません」と。あれから1ヶ月。父親は段々と正気を取り戻してきた。果たしてそれが良かったのかどうか分からない。介護とは大変な日常である。
前日からじわじわと積雪は増え、朝の除雪時で20cm上。今日は兄妹が面倒を見てくれるので、用事を済ませ8時に家を出る。途中H宅に計画書を出し、道に迷いながら小川集落旧芸術村の入口に着く。道路から這い上がり出発。深い。既に脛近くまで潜る。上まで行けるだろうか。ホッシーさんの記録を参考に進もう。
どういう経緯をたどったのか、旧芸術村の廃墟が点々とするなかラッセルが続く。大きな砂防堰堤をかすめ、杉の植林地を抜けるように尾根に上がる。斜面がうねっていてとても歩きづらい。時折慰めのように太陽がボワ~んと顔を出すが、天候は回復しない。尾根も風の通り道なのだろうか、段差が多くあり鋸山ほどではないが、迂回すること度々。急な尾根を上がってホッとする。乳白色の世界に包まれる。
右側からくる尾根と合流した先にコブが現れた。下を巻けばよかった。その後は、緩やかな尾根を進み、稜線直下の台地を右手に急傾斜を登った先が、高倉山の主稜線だった。その先ラクダのコブを通って山頂だが、視界が悪く諦める。さあ、安全に下山しよう。
単独であり、条件も悪いので忠実に来た道を戻る。雪は越後パウダーそのもので、危うく下りラッセルになりそうだった。最後、杉林の脇の少しオープンになっている斜面を滑り、扇状に広がる河原をひと滑り。雪は腐りに腐ったが、何とか車までたどり着けた。里山恐るべし。
帰りは馴染みの店に寄るが、限定麺は売れ切れ。久しぶりに薬味ソース唐揚げをいただく。ああ、やっぱり旨い。帰宅後、阿寺山の遭難を知る。雪があれば雪崩のリスクはどこにもあるのだと再認識。注意しなくては。
|
数十年ぶりの訪れる |
|
物寂しい |
|
廃墟が点々 |
|
大堰堤登場 |
|
下は天気よさそうだ |
|
杉林を抜ける |
|
段差アリの急登 |
|
あの山の向こう |
|
幻想的な中を |
|
結構広い台地 |
|
主稜線 真っ白 |
|
杉林まで下りる |
|
下は暖かい |
0 件のコメント:
コメントを投稿