聖地巡礼
願いが届いた |
季節外れの高温に周りの雪は、抗うことなくどんどん消えていった。フキノトウは、困ったように早くも顔を出している。このまま季節は過ぎてしまうのだろうか。
我が家の前の道路には10cm位の雪が降り、これは高山では新雪がもりもりと積もっているのではないだろうか。大いなる期待を胸に、今季最後の相棒になるかもしれないポンツーンを車に積んだ。一路焼山へ。
終点の笹倉温泉には10台近くの車が止まっており、みんな雪を求める気持ちは同じなのだろう。七曲の林道を登り、毎度よく分からない地形を通ってアマナ平に着く。目を転じても、周囲はガスに包まれている。このコースの数少ない急登を登りきると、北面台地の末端に到着だ。まだガスに弄ばれているが、天気は回復するはずだ。
埋まりきれていない立ち木をかわしながら登れば、右方向に高松山が姿を現す。当然テンションアップ。そして、空を見上げれば、厚い雲に中に青空も見え始める。おお、神は我々を見捨ててはいなかったか。台地は徐々に傾斜を増し、途中でクトーを装着。仲間のその向こうに火打山がドーンと登場。素晴らしい。目標の大岩が近づいてくる。
大きな庇状の岩の下に到着。先行者たちは、アイゼンに履き替えて山頂を目指す。私たちはここで終点とする。ゼイゼイと荒い息を吐き、全員集合。休憩をとり滑降に入る。新雪は20cm~30cm位だろうか。その下はガリだ。広大な斜面を各自ドロップイン。歓声を上げずにはいられない。スプレーを巻き上げて滑るが、かなり高度下げたつもりでも見上げる斜面はまだいくらも降りていない。それだけスケールが大きいのだろう。
ああ、山スキーとはなんと面白い遊びだろうとうっとりする。そんな陶酔を嘲笑うようにガスが周りを包み始めると、周囲はあっという間に真っ白になる。再度ガスが切れるのを期待するも願いは叶わず、トレースを慎重に辿るしかない。台地の末端に着くと、視界は開ける。視界があることの安心感は絶大である。
アマナ平の下りで、再度歓声を上げ滑る。しばらく焼山とはお別れだ。平坦な平を横切り、林道に入る。スキーは滑る。どんどん下がっていく。笹倉温泉が見えてから、あっという間に終点に着いてしまった。結局青空は出てはくれなかったが、大満足の山行となった。
帰路、意見が一致して「徳市」に寄る。焼山同様人ここも気があり、店内は込み合っていた。
夜が明け 一服 |
アマナ平に着く |
台地に向かって |
晴れるだろうか |
いい感じ |
有名な木 |
おお!マンダムだ |
おお!セボー |
まっさら |
傾斜が増す |
美しい |
昼闇山 |
火打山登場 |
大岩に到着 |
面白い |
快適 |
新しい板でGo |
幻想的 |
満足 |
お疲れ様でした |
サバ煮定食 |
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