メンバー:KK
ホワイトアウト
ご無沙汰の平標山だったが |
雪が降っても、その後気温が上がってしまい雪は消えていく。今季この藪は埋まることはないのではないかと、天気予報を見ながら落胆の思いはつのる。被災地に降らずに、山岳部にだけ降らないかと、誰しも願うだろう。
藪や寡雪の状況が報告される中、今日の登山者は少ないだろうと狙いをつけ、数年ぶりに平標山に向かう。案の定待避所には車一台。読みは当たる。(その後夏の駐車場には20台近い車があった)別荘地の道は凍り付いていて、林道入口までスキーで行くことができた。。
藪藪のヤカイ沢を避け、林道をそのまま進む。伐採跡地を左手に見て沢地形に入る。藪といってもこんなものだろうと、ボヨを縫いながら上に向かう。斜面はクラストしており、帰りの滑りは期待できないが、モナカよりましだ。沢地形は、途中から大きな尾根に吸い込まれ、稜線に繋がる。尾根に上がると徐々に風が強くなる。
右の雪庇に気を付けて登る。振り返ると、苗場方面に稜線が雲海の上に頭を出す。今日は儲けだなあ、とぬか喜び。下の方で後続の単独者が、下山の準備をしているようだ。左手に山頂部が見える。しかし、喜んだのも束の間、辺りが一気にガスに包まれる。相変わらず風がビュービューと強い。
下山しよう。下り始めるもホワイトアウトで視界なし。ちょっとコースを外れると、元のコースに戻るのに時間がかかる。途中スキーを背負って凌ぎ、何とかコースを辿ることができた。緊張した。
樹林帯に入れば風もなく、ようやく安堵する。ガタガタの斜面を、股を広げながら高度を落とす。最後は伐採跡地を横切って林道に出た。途中3名の方とスライド。今後、このような天候が続けば、山スキーという趣味はなくなるのではないかと話をする。
まあ、今回は出かけただけでも意義はあっただろう。
藪とは言えないレベルか |
枝がたくさん落ちていた |
立派 |
雲海の上に |
今日は儲けだ |
怪しげ |
待避所 |
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