メンバー:KK
コース:広堀~
絶景展望
越後の山は白が似合う |
前日多少の降雪があり、山はそこそこ降ったのであろうと思い、晴天確実の今日阿寺山に行くことにした。果てしないラッセルになっていたら、どのくらい時間がかかるだろうなんてことは杞憂だった。
いつものことだが、布団の中で逡巡してしまう。明るくなってからでいいのではないか、他の山でいいのではないか、弱気な気持ちを振り払い、布団をはねのけ軽トラを出す。広堀の駐車スペースは広く除雪していただいている。ありがたい。雪は少なめ。壁も高くない。一人ヘッデンスタート。沢音を共に林道を進む。薄っすらトレースがある。坑口から登りにかかる。
徐々に積雪は増え、十分な量だ。しかし、前週の高温で緩んだのだろう、斜面は一定でなく、うねっているようだ。それに湿った雪が冷えたため、新雪の下はガリである。最初の細い尾根、最後のひと登りも細かくジグを切り越える。高倉山山頂に少し朱が差してきた。朝がやってくる。
ラッセルは思ったほどでなく、ブーツから脛程度だった。登るにつれ徐々に朝が訪れてくる。八海山の稜線が浮き上がってくる。しんとした空気の中、入道岳に朝日が当たる。おお!マンダムだ。眼下に六日町の街が、霧に覆い隠されている。妙高火打は既に朝を迎えたらしく、白い峰を浮き上がらせている。雪山の朝は実に気持ちが良い。
2段、3段と急登を登りきるとブナの背は低くなり、尾根は緩くなる。それにつれて見渡す峰々が、どっと迫ってくる。表現不足だが、綺麗という言葉しかない。阿寺山はすぐそこ。稜線に上がれば、ドーンと中ノ岳、越後駒ケ岳、八海山に繋がるオカメノゾキ。山頂からは巻機山山塊と上越の山々。見飽きることのない景色だ。新潟はいいところだ。
滑りも楽しくできた。急斜面は、一気にというわけには行かなかったが、それでもパウダーを味わうことができた。途中東京の方一名とスライド。坑口を過ぎたところでもう1名。なんと隣町の山岳会のMさんだった。相変わらずマニアックな山行をしているようだった。山行途中で知人と会う嬉しさは、山をやっていて良かったと思える瞬間である。満足の山スキーを味わった後は、いつもの馴染みの店へ。残念ながら限定はなかったが、お腹と心は十分満たされた。
朝だ |
街は雲海の中 |
思った以上に藪は隠れていた |
頚城方面 |
入道岳に朝日 |
帰りが楽しみ |
同じような写真 |
遥か遠くまで見渡せる |
ここを滑ります |
ここも滑ります |
さあ抜けるぞ |
セボーだ |
美しい |
雪国 |
八海山全景 |
駒と中ノ岳とオカメノゾキ |
巻機山方面 |
Mさん |
帰ってきた |
ラーメンセット |
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