メンバー:KK IH SO 他県連会員
コース:ムジナ沢
レポート:KK
越後の山はやさしい
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春4月 |
今日は毎年恒例の県連山スキー交流会だ。当初多数の参加希望だったが、諸般の事情により9名の参加となった。目的地は、ムジナ沢経由の浅草岳北岳。我々だけの静かな山行ができるはずである。
浅草山荘駐車場に集合、出発となる。今日は快晴が約束されていて、時間の経過とともに暑くなっていくだろう。まずは杉林をぬいつつムジナ沢を目指す。幾度来てもここだ、というルートは取れず、概ね杉と広葉樹の間を抜けていけば沢に着くだろうと進む。杉林が終わり、前方が開けると、対岸の尾根には数名の登山者がいた。向こうは大流行りになるだろう。
ムジナ沢の沢床に着いて一息。ここから並んで、おしゃべりしながら進むことができる。楽しい時間だ。左右からデブリがあるが、時間も早く、日陰で気温も上がっていないので雪崩の心配は少ない。途中、沢には穴が空いているが、例年の場所通りであった。中間の大滝を巻き、再び沢床へ戻る。嘉平与ボッチ辺りに登山者が多数いた。
少し進み右俣へ。沢は広がり、青空と清浄な空気が相まってとても美しい景色だ。ブナの枝に付いた樹氷が、カチカチと音を立てながら落ちてくる。まるで音楽が聞こえてくるようだ。右手には北岳の山頂。覆いかぶさるような雪面が我々を包む。最後の休憩後コルへ。稜線が近づくにしたがい、斜面はクラスト部分が増えクトーを装着。傾斜が緩いのでそのまま直登する。
稜線に着くと前方に鬼ヶ面山方面の断崖がドーン。眼下には只見が広がっている。会津山塊の峰がどこまでも続いているが、いかんせん行ったことがないので、山座同定できない。山頂まで急傾斜が続くので、ツボ足で行こうとしたが、皆さんここで満足との意見が多数を占めたので、本日の終了点とした。
春の陽ざしを受けながら休憩し、滑走の準備に入る。出だしこそカリカリだったが、徐々に雪は緩み始め、快適にターンを繰り返した。いいね、いいねを連発しているうちに左俣と合流。ストップスノーに時折やられたが、概ねスキーは走った。斜度を落とさず大滝を巻き、デブリを避け、そのまま元来たトレースの上部をグレートトラバースに入る。日蔭のせいか、ドロドロ越後雪にならずに済んだ。途中、途中の斜面で高度を落とし、最後は林道に出てそのまま浅草山荘にゴ~ル!
全員下山後GSさんの〆の挨拶で解散となった。久しぶりに会った先輩方と楽しい山行ができ大満足の一日だった。
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久しぶりの先輩方 |
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朝はクラスト部分が多かった |
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ムジナ沢向かって下降 |
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沢床で一休み |
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日差しが強い |
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デブリあり |
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大滝を巻いて一服 |
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右俣に入る |
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バックに守門 |
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稜線から会津 |
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まったりと |
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シールを剥ぎ |
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いざ! |
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稜線から少し下れば、快適バーンに |
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たまりません |
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ストップスノーに |
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高度を落とさず |
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小馬の大盛ラーメン 食い過ぎた |
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