メンバー:TH KK RK(NCC) 他1名
コース:大原スキー~下祝沢下降
レポート:KK
澄んだ空気を胸いっぱいに
足早に去っていく季節 |
先週一週間、夏ではないかと思わる日が続き、愛しい雪たちはどんどんせせらぎへと流れて行ってしまった。代わって緑やさしい草たちが、目を癒してくれているのだが。ちょっと寂しい気がする。
GWまでたっぷりと雪は残るだろうと思っていたのに、眺める山々はその姿を白から黒へと衣替えしている。そんな不安を抱えて大原から守門岳袴岳へ行ってきた。先週土曜日「がんちゃんの雪山賛歌」の記録を見ると(技術の差はかなりあり、比較の対象となるか疑問だが)、主稜線まで雪は繋がっていて、下祝沢も埋まっている様子だった。これはチャンスかも。しかし、現場から見た難所の急登は、所々大きく割れている様子で、はたしてスキーで登り上げられるのか不安がつのる。
休止している大原スキー場ゲレンデは、放射冷却でガチガチ。時間の経過とともに、いい感じで緩むのではないかと内心喜ぶ。このコースは、30年前以上前に一度来たのみで、記憶は遥か遠い宇宙の彼方だ。途中から見下ろすと、結構広いスキー場であった。癒しのブナ林を過ぎ、尾根はどんどんと傾斜を増していった。大きなクラック、雪切れ箇所が随所に現れ、かなり頑張って急傾斜を登り上げた。しかし、遂にスキーでは無理になり担ぐことになる。
アップアップで広い台地に到着。そこから本峰に向かって楽しいハイクだ。途中、大岳から周回してくるPと何組かスライドする。二口登山口にはたくさんの車が止まっていることだろう。山頂に向かってどんどん進む。尾根上の雪は切れたが、Y先生かぶれの自分は、そのまま山頂までスキーで登り上げる。この数日の雨で空気は澄み、越後の山が隅々まで見渡せる。セボーである。楽しかったハンノキ平も確認できた。
山頂からは、本高地沢の源頭を滑り、途中から来た道に合流。雪は俗にいうシャリシャリで、新雪にはない快感が体を突き抜ける。雪の砂漠を通り過ぎ、本日の核心下祝沢へ。急斜面に突入。最初左の沢を行くが、途中で雪が切れて右へ移動。軽快とはいいがたいターンで高度を落とす。クラックを飛び越えたりして広がった沢に出る。後は思うままに、ゲレンデと化した沢を滑る。ブナの木の下で休憩をとり、尾根を巻いてスキー場ゲレンデに出た。正面に顔をのぞかせる越後駒ケ岳に別れを告げ、山行が〆られた。
冷えた朝 |
ガチガチ |
目指す尾根 |
この雰囲気が越後ですね |
近づく急登と下山の沢 |
雪割れ |
難所を越えて |
どこまでも山、山、山 |
ガラス細工の木 |
雪がない |
明日はあちら |
セボー! |
春山 |
源頭から |
アグレッシブル |
尾根に戻る |
パチリ |
思い思いに |
核心へ |
横滑りで凌ぐ |
マンダム |
広がった沢 |
ゲレンデみたい |
ありがとうございました。 |
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