日の出を迎えた白馬岳
メンバー:SH TH
コース :猿倉 ~大雪渓 ~白馬三山 ~白馬鑓温泉 ~猿倉
泊りの会津駒ケ岳から2日おいての登山。さすがに家の事や仕事、片付けから次の登山準備とバタバタと過ごした。今回の目的は花と眺望と鑓温泉に入ること。残念ながら夕日と星空は望めなかったが、その他は恵まれた山行だった。人気の山は平日は混雑せず、登山中も山小屋もゆっくりできていいものだ。そして、花が大好きな人にはたまらない山だ。大げさに言えば、5月から8月までのありとあらゆる花をここで目にすることができる。種類の多さと咲いている広さが物凄い。何十年振り三山縦走だったが、忘れていた景色も多々あり新鮮な部分が多く感動の多い登山だった。
6:30 猿倉の駐車場を出発。歩き始めてすぐに白馬岳の高く大きく凛々しい姿。
懐かしいなぁ、大岩に書かれたこの文字。小学生だった子ども達を連れてきて記念撮影したことを思い出す。年月も経つのは早い。
いよいよ大雪渓の始まり。チェーンスパイクを装着する。猛暑でここまででも汗びっしょり。大雪渓は冷蔵庫の中のよう。涼しいのは最初のみですぐに寒くなってきた。上着やウインドブレーカーを1枚着る。山頂や杓子岳はガスで見えなくなったり青空が出たり。
小雪のためか雪解けが早かったためか、思ったより大雪渓は短く感じた。
少し上部から大雪渓を見下ろす。いよいよ百花繚乱。お花を楽しみながらの長い登り。
白馬岳頂上宿舎がそろそろ見えるところ。足取りが重くなってきた。花を見ながら頑張る。
木道の階段を登りきれば村営白馬岳頂上宿舎。休まず、白馬山荘まで行くことに。
ウルップソウは見ごろを過ぎたものが多かったが翌日もたくさん見られた。タカネシオガマと白馬山荘。標高が高いせいか、花はどれも色が鮮やか。12:20 受付を済ませて早速「スカイプラザ白馬」で生ビールとホットココアとラーメン。1,500円のラーメンが非常にうまかった!ずっとガスっていて見えかった杓子岳と白馬槍ヶ岳がほんのしばらく姿を現した。山荘でひと休みし、青空と山頂が見えたので向かったが、すぐにガスに包まれてしまった。記念撮影をして戻る。部屋は半分も埋まっていないのでゆっくりできた。夕食はどれもおいしかった。
翌日は4:00に山荘を出発。山頂は晴れていたが、杓子岳白馬槍ヶ岳の方は今日もガスの中。これでは朝日は望めないのだろうか。丸山を過ぎて下り始めるとなんと!
おぉ❕ガスが取れて最低鞍部でご来光を見ることができた。刻々と色が変わっていくのをしばらく見たり写真を撮ったり。丸山や白馬岳に朝日があたって素晴らしい眺めだった。
巻道を行こうとしたら埼玉から来たご夫婦に「杓子岳に行かないんですか?」と言われた。それでは私たちも行ってみるか、とザックを置き、歩きにくい急なガレ場の登山道を登った。白馬三山というからには杓子岳も登ってこそだと思い、登頂して良かった。
巻道を歩いているとライチョウが1羽いた。白馬岳でライチョウを見たのは初めて。ガスが取れ始めてきたので白馬鑓の方を見ながら山荘のお弁当を食べることに。やはりガスがなくなりあっという間に朝日を浴びた山頂が姿を現した。
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