メンバー:KK TMさん
コース:田ノ浦~弥彦山~崖松コース
半世紀の時を経て
次はあるか |
小学校当時、修学旅行で弥彦を訪れたはず。記憶はあまりに遥か彼方で、思い出すにも霞がかかった頭では鮮明に浮かんでこない。そして今日、半世紀の時を経て訪れることができた。感無量!
今日の相方は、秋の最も忙しい時期をやり過ごしたTMさん。計画は、廃道になった田ノ浦コースから弥彦山、多宝山、下山は崖松の周回コース。前回は間瀬銅山跡を探り、そのまま下山したが、今回は純粋に山頂を目指す登山者となって歩くのだそうだ。
相変わらずの世間話をしているうちに、目の前には佐渡島が現れた。海釣りの人、サーフィンを楽しむ人、それぞれ人生を謳歌して様子。藪を漕いで山登りをするのも人生の楽しみか。車を降り、沢を渡渉。廃道になったとはいえ、明瞭な登山道は歩きやすい。当然だが、弥彦山のメインルートから外れており、終始誰にも会わない。浮世のよしなしごとを交わしながらの登りは、時間の経過を忘れさせてくれる。例えば、なんで筑波山は百名山で、弥彦山は外れたのか。だったら越後駒ケ岳を外し、弥彦山に変更できなかったのか。強引な説を唱えるMさん。
背後に広がる青い海を振り返りながら進むと、いきなり弥彦スカイラインに出た。アスファルト道路を歩き、売店を通過し、山頂に続く道に入る。辺りは、コロナの規制が解除されたせいだろうか、ハロウィンの渋谷とまではいかないが、仮装していない多くの人たちで賑わっていた。奥ノ院までは結構距離があった。皆さん礼儀正しく、すれ違う人たちと「こんにちは」と挨拶を交わす。奥ノ院で健康と幸せを祈願して引き返す。再びスカイラインを横切り多宝山へ。
静けさを降り戻した山をノロノロと登り山頂へ。ブナの木の下で昼食をとる。作ってもらった塩ラーメンのスープが体に沁みた。腹を満たしたら体が重くなったが、雄大に広がる海へ向かって下山だ。再び舗装道路歩き崖松コースへ。分かりづらい入口から登山道は、一気に高度を下げる。紅葉が始まり、陽の光が色づいた葉を照らして綺麗だ。足元に注意を払いつつ、九十九折の登山道を下ると明神沢立坑に着く。まさかここを再訪するとは思いもしなかった。危険な明神沢の滝を巻くように下り、砂防堰堤を過ぎれば後は平坦地。車まではすぐそこだった。
まずは渡渉から始まる |
歴史ロマン |
廃道とは思えない |
海だ! |
急登 |
スカイラインに飛び出す |
多宝山 |
この格好、違和感あり |
立派な参道 |
奥ノ院へ |
他の人の良く観察してからお参り |
工事関係者? |
日本山岳会 |
多宝山山頂 |
雄大 |
下山 |
今季二度目 |
弥彦山を仰ぎ見る |
探りたい |
さようなら いつかまた |
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