メンバー:KK TM
コース:松川川右俣
恐るべし越後の里山
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里山を愛する人 |
昨年、夏の藪山に行って、喜びのまま先頭を切って突き進んでいたところ、いきなり数匹の蜂に刺された。元来蜂に対する抵抗力が弱く、すぐに体調が悪化する。その時も体に症状が出てしまった。そんな中同行したIHさん、TMさんが側にいてくれてとても安心した。パーティーとはこれだと実感した。それから1年。TMさんから唐松山のお誘い。数度の高巻きと稜線直下の藪漕ぎがあるらしい。先頭だけは避けたいものだ。
唐松山は権現堂山と手の又から登ったことがあるくらいで、実に数十年ぶりだ。松川から立派な県道をひたすら走る。高鼻橋先で道は、藪になる。ここがスタートだ。身支度を整えて、いざ入渓。平坦な沢をおしゃべりしながら進む。岩山の沢らしく、水がとてもきれいだ。水に浸かったり、壁をへつったりしているうちに滝が出始める。「おお、いいね!」なんて言っている間に、次の滝が現れる。ロープの練習を兼ねて、なんて余裕をかましてみたが、難易度が高く時間を大幅に食ってしまう。
ロープを出しているうちに、時間があっという間に過ぎ、大滝を巻いてみたが降り口に当たらず、そのまま小沢を稜線に向けて藪漕ぎ開始。稜線に出れば登山道だったが、思いのほか藪が濃く、なかなか辿り着くことができなかった。先頭は蜂刺されの危険があるので2番手で行く。途中、滑りやすい沢靴のMさんに代わり先頭に立つ。腰を下ろして休憩をとっていると、ウエ~目の前にハチの巣が!危ない。もう少しで餌食になるところだった。
木々の間から曇り空が見え、もうすぐ稜線が現れるだろうと期待するも、そうは問屋が卸さない。いつもそうだが、ポッと前が開け、ようやく藪から解放された。そこから歩くこと数分、唐松山にやっと着いた。越後のちょっと深い里山に、登山者の姿はなかった。定期健康診断を控えたMさんは、ささやかな昼食をとっていた。下山道は、初見の松川道。いきなりの急坂に、転げ落ちそうだった。登山道整備は、入広瀬のAさん。頑張った様子が、あちこちに垣間見られた。
遥か眼下に見える愛車が、その落差を思い知らされる。傾斜が緩んだ先に、終点があった。今回も、なかなかハードな山行となったが、Mさんの地域研究のおかげで、また新たな発見と経験を積むことができた。
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松川コースがあるとは |
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結構古い橋なのです |
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いざ入渓 |
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いい雰囲気です |
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早くも出ました |
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2段の滝 登れませんでした |
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幻の大滝? |
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藪の申し子 |
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檜方面 |
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登山道はありがたい |
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見よ!これが魚沼の山だ |
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唐松山を振り返る |
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鼓ヶ倉山はいずこ |
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あんなところに愛車が |
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