メンバー:KK TM
コース:鬼沢川~
毎月黒姫32ヶ月
刈羽の名瀑「御滝」 |
今日は初ルート「鬼沢川遡行」である。御滝の上部に石仏があると聞き、是非にとM師匠と登ってみることにする。まあ、大した沢登りでもあるまいと思いつつも、ハーネス他を身に着け、背丈以上の「すっかんぼ」の中に突入。
この冬の大雪で、まだ県道も林道も荒れたままになっている。何とか旧白倉集落に着き、鬼沢川へ入る。第1堰堤を巻き河原へ。第2堰堤へ。確か高柳の知人は、御滝に向かうために梯子を持っていくといった。右岸から巻いて通過。なんだ楽勝じゃないかと思うのも束の間。早くも雪が出始めた。鬼沢川は全体を通して、川幅が狭く、両側が切り立っているので雪が溜まりやすいのだろう。危ういブリッジを避けるため大巻きとなってしまった。途中木の枝の間から御滝が垣間見える。
いくつかの小沢を横断し、適当なところから川床へ降りる。想像以上の立派な御滝が水を落としていた。素晴らしい。この滝で知人は滝行をするとのことだ。左岸から巻き、落ち口へ。どこにあるのか石仏は見つけ出せなかった。残念。もっとよく聞いて来ればよかった。更にその先スノーブリッジは途切れることなく続き、巻いたり、くぐったり、渡ったりしながら進む。尾根はすぐそこ、登山道も通っているが、沢はまだまだ続いている。
気持ちの良いブナ林を通過して、練習を兼ねて懸垂下降で川床へ降りた。するとそこは炭窯の跡だった。ここまで先人たちは来ていたのか。水も細くなり、そろそろ源頭かと思っていたら、激悪の雪渓が出てきた。疲れた体で右岸を巻くと、雪渓はずっと繋がっていた。最後寂しげに残った雪が鬼沢川の源頭であった。感激だ。昨冬M師匠と来た帆柱山、ここは見覚えのある場所であった。最後10分ほど藪を漕ぐと、快適な登山道に出た。
疲れた体を引きずるように山頂へ向かう。「久しぶりに山で人に会った」とM師匠。いつもどんな山に登っているのだ。山頂で32ヶ月目のお参りを済ませ、適当な場所で昼食。二人で健闘を称えあう。山頂まで5時間かかったのだ。後はぺちゃぺちゃとおしゃべりをしながら下山。厳しくも辛い山行だったが、ヒルの怯えることがなく、安心して歩ける幸せを噛み締めた。
いざ出発 |
すっかんぼ林 |
第2堰堤から下流 |
早くも嫌らしいブリッジが |
くぐった |
なんとも |
大高巻き 御滝が見えた |
素晴らしい |
御滝の後も小さな滝が現れる |
怖いです |
真っ暗 |
突っ張りで越える |
まだ出るのか |
懸垂で降りたところが炭窯 |
振り返る |
ここが源頭です |
リニューアル |
我が集落 |
名所 |
御滝山 |
この沢です |
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