メンバー:KK TM
コース:杉川~
古の鉱山のヒルに怯む
ようやく田植えも終わり、暫くは草と戦いつつ山登りができるようになった。第一弾はM師匠に誘われ、川内山塊の前衛「毛石山」(どこにあるのか分からなかった)。この山域は、鉱山がひしめいていたらしく、そちらの方が気になるところ。そして、それ以上に気になり、恐怖に苛まれるのが「ヒル」である。はたして、私はこの試練に耐えられるのだろうか。昨年同時期の白山の思い出が胸を圧迫する。
かなりウキウキに見えるM師匠の運転で、旧村松町へと車は進む。現地に到着するも登山口がわからず、ちょっと時間を食う。小さなプレートが申し訳なさそうに転がっていた。沢を横断する発電所の導水堰を渡り、いよいよ聖域に突入。沢沿いを少し登ったところに「砰」場があった。M師匠の目がきらりと光った。何気なしに足元を見ると、お~!お出ましだ。既に2~3匹のヒルが足にくっついていた。何とも悍ましい動きを見ていると、卒倒しそうになる。
全ての集中力を足元に向け、登山道(昔の作業道)を上がる。尾根に上がると「山の神」。どうか早くこの恐怖から私を開放して下さいと願う。辺りがブナ林に代わると、ヒルは徐々に姿を消していった。気になる足元に注意を払いつつ、ガスが立ち込める中を上へ。標高は800mに満たないのに、登りがいのある山だ。いい加減登った感を感じた時、前方に道標を発見。道はさらに青里山方面に延びているが、ひどい藪である。残雪期に行くしかない。
しばし川内の玄関口で休み、下山。村松方面の町並みは晴れているようだ。徐々に当たりのガスも上がり始め、奥深い山塊の懐を垣間見る。そして山の神の下方、ズリの多くあった斜面で洞窟を発見。明らかに鉱物を掘った穴に違いない趣。M師匠興奮。私は、ヒルエリアに入っていることから気が気でない。しばし当時を偲んで余韻に浸るM師匠。さあ早く下山しましょう。と、足元を見るといました。早速のお出ましです。持ってきた「ヒルまず進め」をシュシュするも効果も薄く、次から次へと這い上がるヒル様。勘弁してください。幾分急ぎ足で下ると杉林。そして車。足元、ズボンを点検。いましたヒル様。シュシュに一瞬身を縮ませるもすぐに復活。ああ!何とも川内山塊恐るべし。
川内山塊 |
まずはここを渡って |
ヒル街道へ |
何か宝物はあるか |
山の神 |
下り気味に |
辿ってきた尾根 |
ヒメサユリも咲いていた |
やりました!山頂 |
昨年登った白山 |
険しそうな山塊である |
概ね水平道 |
ズリの現場に来た |
穴を覗くM師匠 |
あくなき探求心 |
あそこから鉱物が掘り出されたのだ |
余韻に浸る |
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