メンバー:IH SOさん KK
コース:笹倉温泉~
レポート:KK
絶景と至福と試練と
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これだ! |
これでこの冬は終わってしまうのだろうか。ああ、神様私たちにもう少し雪を下さい。
月夜の晩だ。布団から飛び出し、支度をして家を出る。今日は、今季初の頚城の山。高松山だ。もう随分前に登ったが、山頂からの展望に魂を抜かれそうになったことは覚えている。実に楽しみだ。
笹倉温泉の駐車場でIHさん、SOさんと合流。6時だというのに、空は既に明るくなっている。春が近い証拠だ。雪面は弱い放射冷却でクラストしている。帰りが心配だ。九十九折の林道上を、ショートカットを交えて登る。危険なトラバースも難なく通過。正面に焼山、高松山が姿を現す。おお!マンダムだ。後方には、朝日を浴びている鉾ヶ岳が、こちらを向いて微笑んでいるようだ。
何回来てもよくわからない、複雑な地形をぬってアマナ平へ。と、まだ早い時間なのに下山する方が。火打山に向かったが、あまりにモナカが厚く、これでは山頂は無理だろうという判断で下山するのだそうだ。賢明な判断。恐れ入る。(この方は松本の方で「山スキー百山2」にも出ているKさんだった)高松山の尾根に2人Pが取付いていた。我々も負けじと追いかける。しかし、なかなか足が前に出ない。悲しい。
尾根はさほどの傾斜もなく登りやすい。だが、先行者の力が強いのか、急傾斜で上へ上へと延びていく。途中、やっと追いつきラッセルを交代する。モナカ斜面はなかなか手ごわかった。尾根の3分の2位で我々は小休止。2人Pの方は休憩も取らず先に進む。強い。傾斜は強くなるが、シールのまま山頂まで登り上げることができた。富山の方で、お礼を言い、情報を得る。
登っている途中でもそうであったが、山頂からもそれはそれは素晴らしい眺望である。う~ん、何と表現したらいいのだろう。「凄い」「素晴らしい」「うわ~」「いいね」ああ、もっと的確な表現でこの景色を伝えたいのに。頚城の山は、一味違いますね。
先行者はそのまま前進し、一本滑って登り返してくるそうだ。私たちは計画通り、欲を出さずに山頂からドロップインする。
尾根は細いので、海側の斜面を滑ることにする。そして、何と軽い雪が10cm位あり、とても滑りやすい。雄叫びを上げずにはいられません。至福です。最高です。来て良かったです。すべての誉め言葉を捧げます。3分の2位まで我々は滑りに酔っていた。しかし、ここからが今日のメイン。緩まなかった硬いモナカが我々を待ち受けていた。七転八倒とはこのことだとばかり、転びまくり、やっとでアマナ平へ降り立った。
それにしても静か。もっと人が入るかと思ったが、会う人もいなくクラスト林道を軽快に?横滑りして下山。途中、地元も青年とスライド。爽やかな方で、山が好きそうでこちらの気持ちも和んだ。駐車場には12時前に到着。支度を整え、今日は「徳市」へ向かった。良い一日であった。
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雪面は硬い |
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鉾ヶ岳に朝日 |
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谷間から |
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来ました |
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襞が美しい |
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アマナ平から望む |
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火打山カッコイイ |
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北面台地をバックに |
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海を振り返る |
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曲線美 |
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ありがとうございました |
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山頂1 |
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山頂2 |
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シュカブラ |
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山頂から |
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至福 |
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ヒヤ~ |
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マンダム |
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セボーだ |
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相変わらずのボリーム |
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