2020/04/06

2020.4.4 苗場山山スキー

メンバー:KK
コース:上ノ原分岐~北面
タイム:林道分岐4:40~3合目5:20~ダケカンバの森6:20~
              猿面峰尾根7:00~山頂7:50~分岐9:35

苗場山登山の核心は道にあり
苗場山に朝がやってきた
苗場山は好きな山のランク上位に位置する。しかし、しょっちゅう登ろうとは思わない。特に冬の単独は敬遠してしまう。なぜなら、私は道路が怖いのである。秋山郷に向かう国道。小赤沢から登る林道。これさえクリアーできたらいつでも行きたい山なのである。気温も上がり、すっかり春めいてきた今こそ向かう時期なのかもしれない。

気合入れまくりで2時起床。2時半出発。暗闇を秋山郷へ。小赤沢集落から林道に入る。先行者の轍が上に向かっている。行けるのか!途中雪の残る箇所はあったが、車は進んでいく。小さなデブリで道が半分埋まっていたが、無理に通っていた。この先大丈夫なのか!気温が低く、日陰になっている箇所は凍っていた。きついカーブでタイヤが滑り、これまでかと思ったが何とかやり過ごす。まだ先がある。大丈夫か!ローでやっとこさ分岐に。帰りは大丈夫か!不安が増す!

先行車1台は前泊らしく、スキーが外に出ていた。静かに出発する。歩き始めてすぐに、例年通り右手の斜面から雪崩がついていた。その後は、溢れた側溝の水で一部アスファルトが出ていたが、3合目まで何とかスキーを履いて行かれた。当初沢を詰めようかと思ったが、今日は駐車場から斜上しながら尾根に取り付いた。その後は、豊富な雪の上を自由に進むことができた。ダケカンバの森を抜け、山頂に通ずる沢を詰めていった。傾斜が強くなってきたら左に寄りながら登る。すると、猿面峰との尾根に合流。硫黄沢を隔て、霧ノ塔、日蔭山の十日町の峰が大きく見えてき、一気にテンションが上がる。

北面は、所々強風で雪面がクラストしており、クトーの刃も刺さりずらかった。雪の溜まっている所を狙いながら高度を稼ぐ。時折ずり落ちたりしながらも、左方向に進路を取り、山頂台地までスキーで上がることができた。台地は、見渡す限りの白。ああ何とおおらかな景色だろう。今日は春霞がかかり、遠くの山は鮮明に見ることができなかったのが残念である。

あちこちと写真を撮って時間を稼ぐが、冷たい風にいつまでまっても雪面は緩まないだろうと、下山することにした。台地直下はクラストしており、ガリガリと横滑りで降りる。10mばかりの短いルンゼをウイペットで体を支えて慎重に下り、雪の溜まったところから一気に斜面へ。ほどほどに残っていた軽い雪で滑りやすかった。霧ノ塔を正面に最高の気分だった。尾根合流箇所から大きくトラバースし、天然ハーフパイプを自由に滑り降りる。

雪は一向に緩まず、スキーはどんどんスピードを上げる。途中モナカになりかけた雪にスキーをとられ、前につんのめる。転んではいけない。尾根から対岸を見ると、沢を登るpが見えた。駐車場を過ぎ、林道に合流したが、日当たりの良いところは雪が腐りかけて難儀する。最後の緩い傾斜でスキーを担ぎ車にゴール。単独ということもあり、無事帰ってこられて安心した。さあ、いよいよ本日の核心。ローでゆっくり、慎重に集落へ。

3合目
尾根下を斜上する
夏道
いい感じ
猿面峰
鳥甲山
山頂付近に朝日が!
すぐそこに見える山頂稜線
沢を詰め、振り返る
大赤沢登山道合流
日蔭山~霧ノ塔
北面をトラバース
いい天気だ
北面を見下ろす
山頂と小屋
ザ、苗場!
ザ、苗場2
鳥甲山
ガリガリ直下
吹き溜まりの雪を選んで
楽しい!
一気にダケカンバの森
雪崩注意
今日も一日ありがとうございました






2 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。
    その日の午前9時前、カエデ沢の峰辺りを華麗に滑降されるKKさんのお姿を拝見させていただきました。
    それと、ハイクアップでは偶然にも、KKさんがとられた北側コースに合流させていただきました。かなりのクラストなのに、大胆なコースをお付けでしたね。さすがです。(コースのあるじはすぐに分かりました。当方らは、山頂まで残り標高80mほどをシートラしました)
    また、お会いできますことを、勝手ながら楽しみにしております。
    取り急ぎ、ルートづけのお礼などまで。

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  2. おはようございます🌄
    今年はご縁がありそうですね。もう少しゆっくりして、雪が緩めばもっと楽しめたでしょうね。次回又どこかでお会いしたいです。

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